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愛媛には珍しい魚介類がたくさん!絶品おすすめ海の幸4選

愛媛は瀬戸内海と宇和海の二つの海に面していて、その地形から豊富な魚介類が収穫できます。

実は鯛のように多くの人に知られた魚だけでなく、愛媛にしかない珍しい魚介類もあります。

今回は、愛媛県ならではの1度は食べてみたい魚介類、それを食べられるお店を紹介します。
秋の旅行シーズンとなり、他県からも愛媛に遊びに行く人も増えるでしょう。
ぜひ1度立ち寄られてはいかがでしょうか?

おすすめ① カラフルな「ヒオウギ貝」

見ているだけで楽しくなる綺麗な色をしたヒラオギ貝です。貝殻でつくったインテリアもあり、お土産としても人気があります。
愛媛県の南部・愛南町はヒラオギ貝の全国有数の産地です。
この地域は黒潮が流れによって肉厚で濃厚な味の美味しい貝が育ちます。

ホタテ貝に似ていますが、ホタテ貝よりも少し小ぶりで、味はギュッと詰まっています
貝の色は紫やオレンジなどですが、中は普通の白い貝なので、見た目で食べにくいと言うことはありません。

お刺身はもちろんのこと、焼き物や揚げ物、煮物にしても美味しくいただけます。

愛南町まで行くと水揚げされたばかりのヒラオギ貝を食べられるお店はたくさんあるのですが、愛南町は松山から2時間近くかかるので、松山で食べられるお店を紹介します。

【居魚屋 網元】
住所 : 愛媛県松山市北藤原町2-1
電話 : 089-933-8308
定休日 : 無休
営業時間 : 17:00~24:00
アクセス : 伊予鉄道 土橋駅から徒歩200m

おすすめ② まぼろしのさかな「ひめたかみ」

愛媛県・愛南町で滅多にかかることがない幻の魚「媛スマ」。スマはサバ科の魚で、体に縞模様があり、尾はカツオに似ていて頭は鮪に似ています。天然の媛スマはあまりお店に並ぶことが無く”幻の魚”といわれ、養殖の場合がほとんどです。

養殖であっても、背は中トロ腹は大トロといわれ、全身に脂がのっているにもかかわらず、サッパリとした味わいが特徴です。

その「媛スマ」の中でも、特に最高級とされるのが「ひめたかみ」です。ひめたかみの条件は、魚体が2.5kg以上、魚体の脂肪率25%以上、魚体の変更がない、一本釣り等で取り上げ、船上活〆、高機能氷による運搬など、徹底した品質管理が求められます。

収穫量がすくない「ひめたかみ」は一般のスーパーに並ぶことは滅多になく、飲食店でしか食べることができません。しかも扱っている店舗は愛南町で数店舗のみ。しかし、1度は食べてみる価値があります。

【ゆらり内海】
住所 : 愛媛県南宇和郡愛南町須の川286番地
電話番号 : 0895-85-1155
定休日 : 水曜日
営業時間 : 11:00~22:00
アクセス : 予讃線 宇和島駅からバス50分
松山自動車道 津田高山ICから15分

おすすめ③ 鮮度抜群「びやびやガツオ」

カツオというと高知が有名ですが、実は日本一のカツオの漁獲量を誇っているのは、愛媛県愛南町の漁港です。

ここで獲れたカツオを「びやびやガツオ」といい、新鮮で美味しいとカツオ好きの舌をうならせてきました。
名前の由来となったびやびやとは”包丁が入らないほど弾力がある”という愛南町の方言。

「びやびやガツオ」を名乗れるのは、釣り上げた翌日までというから鮮度抜群が保証されているのです。扱っている店舗でも必ずあるとは限らず、またいつ入ってくるかも分からないため、幻の魚の1つになっています。

食べてみると、今までのカツオの概念が全くちがうものに変わるほどの美味しさに驚きます。
プリプリの食感がたまりません。
「びやびやガツオ」は鮮度が命なので、食べられるお店は愛南町の食堂となります。
「ひめたかみ」が食べられる【ゆらり内海】でも提供していますが、もう一店舗紹介します。

【市場食堂】
住所 : 愛媛県南宇和郡愛南町鯆越166−4(漁協敷地内)
電話 : 0895-73-2556
定休日 : 土曜日、その他休市似合わせて定休
営業時間 : 10:00~17:00

おすすめ④ 文豪が愛した「松山鮓(もぶり酢)」

正岡子規や夏目漱石が好んで食したと言われるのが「松山鮓」
高浜虚子が子規、漱石、虚子が子規の家で松山鮓を食べたときの様子を書き残していたり、司馬遼太郎の”坂の上の雲”でも子規と漱石が松山鮓を食べるシーンが登場してとても有名です。

松山酢の特徴は2つです。
1つはエソやトラハゼなど瀬戸の小魚からとった出汁と甘めの酢ですし飯をつくること。
もう1つは瀬戸内の旬の魚介類をのせること。たいていはあなごがのっています。
つまり瀬戸内海のいろいろな魚をふんだんに食べられる鮓なのです。

「ひめたかみ」や「びやびやガツオ」は愛南まで行かないと食べられないのですが、
「松山鮓」なら、松山市内で食べられるのが嬉しいです。

「松山鮓」を食べられるお店はいくつかあるのですが、代表店は【すし丸】。
松山市内に大街通りと道後温泉本館近くの2店舗があり、行きやすいのは松山本店です。

【すし丸 本店】
住所 : 愛媛県松山市三番町3-5-4
電話 : 0120-41-0447
営業時間 : 11:00~14:00 16:30~22:00
定休日 : 無休
アクセス : 伊予鉄線 大街通駅から徒歩5分

まとめ

海の幸が美味しいことで有名な愛媛ですが、珍しく、現地でなければなかなか食べられない幻の魚介類を中心に紹介しました。

愛南町は松山から2時間程かかりますが、ぜひ1度は食べてみたい貴重な魚もありました。
愛媛県近くの人は、時間を作って行かれると良いでしょう。
遠方の人でも、レンタカーを借りて行ってみる価値があります。