DO?GO!愛媛

今年の冬は愛媛県の郷土料理「いもたき」を作ってみよう!

愛媛県の郷土料理と言えば「いもたき」です!
いつからいもたきは愛媛県で作られるようになったのかや、レシピを紹介します。
今年の冬はぜひ「いもたき」を作ってみて下さい!

愛媛県の郷土料理「いもたき」


愛媛県の郷土料理と言えば里芋や鶏肉、こんにゃくやじゃこてんを入れて煮込む「いもたき」ですよね!
私も冬になると月に1回は必ず作ります。多い時は週に1回は作るほどいもたきが大好きです♡

現在大阪府に住んでいるので、里芋は福井県産の物がスーパーに陳列されています。ですが愛媛県の里芋と違いねっとり感やホクホク感が物足りなく、愛媛県産の里芋を探したり実家にお願いして里芋を送ってもらって作っています。

そもそも「いもたき」はいつから作られるようになったのでしょうか。

いもたきの発祥は愛媛県大洲市とされていて、江戸時代まで遡るほど歴史のある郷土料理なんです。

住民が集まり相談や親睦を深める”お籠り”が起源とされていて、秋の社日に土地の神様に新芋をお供えして豊作を祈願する風習が由来とされています。
このお篭りでふるまう鍋に地元の里芋を持ち寄ったことか始まりと言われています。
今では秋にお月見を兼ねていもを炊いて、河川敷などで食べるいもたきも有名になりました。

東北の芋煮と何が違うの?

愛媛県で作られるのは「いもたき」ですが、東北地方では”芋煮”というものが作られています。この2つの料理の共通点は”里芋”ですが何が違うのでしょうか?

東北地方の各都道府県で多少の違いは有りますが、主に山形県は牛肉の醤油味で宮城県は豚肉の味噌味が多い傾向にあります。
愛媛県のいもたきは主に鶏肉を使い、醤油と砂糖で甘めの味付けです。
そのため芋煮は色が濃く、いもたきは薄めの色といったように見た目も違います。

具材も芋煮は葱を入れるのが主流だとか!
いもたきには葱は入れないので、ここが大きな違いになります。
あとは大根、こんにゃく、にんじんなどはいもたきと同じなようです。

いもたきを作ろう!

我が家のいもたきのレシピを紹介します!

(写真は私が作ったいもたきです)
【里芋】食べたいだけ!大体20個ほど皮を剥きます。
【鶏肉】100〜200gほど。里芋がメインなので鶏肉は少なめです。

-具材-
【しいたけ】4〜6個
【大根】1/4くらいを銀杏切り
【にんじん】1/2くらいを銀杏切り
【こんにゃく】一袋を一口サイズに
【かまぼこ】一袋を一口サイズに
【ちくわ】一袋を一口サイズに
【じゃこてん】一袋
【生揚げor松山あげ】生揚げは一袋、松山あげは半分くらい

-調味料-
【砂糖】適量
【醤油】適量
【みりん】必要であれば

1.里芋の皮を剥き、出汁で煮込む。
里芋は硬いので先に煮込んで出汁を吸わせておくと味が染みて美味しくなります。
その日に食べたい時はこのまま作りますが、時間に余裕があればこのまま粗熱が取れるまで置いておきます。
2.鶏肉を炒めて1の里芋と追加で出汁としいたけを入れる。
しいたけからも出汁を出すために先にいれます。
3.具を入れて煮込む。
4.野菜が柔らかくなったら砂糖と醤油で味付け。
味付けはこの2つだけ!砂糖の量を減らしたい方はみりんを使っても良いです。

味付けのポイントとしては甘みが先にきて、後から醤油と里芋などの具材の味がくるようにできれば完成です!

あと醤油も濃口ではなく薄口を使います。
塩分を気にされる方は濃口でも大丈夫です!

いもたき一品で野菜もお肉もしっかり食べることができ、体も温まるので冬によく作ります!
家庭によって材料も変わってくるので、愛媛出身の方にいもたきの材料を聞いてみて下さい♪

河川敷でいもたきを食べよう!

河川敷で大勢が集まって食べるいもたきにもぜひ参加して欲しい!

コロナ禍のため中止や検討中のところばかりではありますが、来年などの参考にしてみて下さい。

大洲の元祖いもたき


いもたきの元祖と言われている大洲市での開催です。

6店のいもたき登録店のどこかに予約をすることで、そのお店のいもたきと登録店の料理も食べることができますよ♪
雨の時は登録店で食べることができるのも大洲のいもたきならではです!

2021年はコロナ感染者が減少しないことから開催は中止となったそうです。
2022年はコロナも落ち着いて開催してほしいですね。

【情報】
★大洲の元祖いもたき★
開催場所:如法寺河原
料金:1人2.500円からになります。5名以上のグループで要予約。
予約:いもたき登録店で可能。

【大洲の元祖いもたき】http://www.oozukankou.jp/imotaki.html

西条いもたき


本来であればお盆の時期から河川敷でいもたきを食べることができる西条
いもたきです。
現在蔓延防止措置が愛媛県で発令されているので開催を見合わせています。
9月中旬から開催するかも、と仰っていたのでホームページで確認をして下さい!

【情報】
★西条いもたき★
開催場所:加茂川河川敷広場(いもたきの里)
料金:予約で1.300円。当日1.500円
お問い合わせ:0897-53-3167

ただ西条いもたきは現地で食べるだけではなく、直送も行っています!
現地へ行くことができない方も食べることができますよ♪

【西条いもたき】http://imotaki.info/index.htm

まとめ

コロナ禍で開催を中止したり未定の場所があったりと本来行う河川敷で大人数で食べるいもたきを体験できるのは難しいですが、家庭でなら作ることができるのでぜひ愛媛のいもたきを食べてみて下さい!

こんにゃくやしいたけをお子さんにちぎってもらって「これ僕がちぎったやつ〜」と言いながら食べるのも、家でだからこそ楽しめる食べ方です♡

【参照サイト】
http://www.ehime-gourmet.com/愛媛の郷土料理%E3%80%80いも炊き特集!/

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/imotaki_ehime.html

「芋煮会」ってなんだ?地元民がザックリ解説します!

http://www.oozukankou.jp/imotaki.html

http://imotaki.info/index.htm