間食には「洋菓子より和菓子の方がダイエットにいいよ！」なんて話よく耳にしますよね。
その和菓子の良さと、さらに今おすすめの和菓子、大洲市で有名な銘菓「志ぐれ」についてご紹介しちゃいます。
和菓子好き必見♪
実はいいことづくしな和菓子
和菓子は洋菓子の様に、バターや生クリームなどの脂肪分を使用していないので、低カロリーなのがうれしいですよね。
ショートケーキのカロリーは約380kcalですが、大福は250kcalと、約130kcalほどの差がみられます。
この差は大きいですよね……！ ジョギング量に換算すると、おおよそ20分走ってようやく消費される量なんです。
さらに注目していただきたいのが、“素材”。
和菓子は大豆やきな粉、ゴマや黒糖などが主に使われるので、素材自体ヘルシーな上に、寒天や小豆を使った和菓子は食物繊維が多め！ 女性の大敵・便秘の解消にもつながりやすいんです。
また、和菓子といえばあんこが良く使われていますが、このあんこに和菓子の魅力が詰まっています。
あんこにはアポニンという栄養素が含まれていて、“むくみ改善”にも一役買ってくれそうなんです。
さらにビタミンB1や鉄分を含んでいるので、ダイエットや貧血予防にもなり、さらには小豆に含まれるポリフェノールは抗酸化作用による“アンチエイジングの効果”もあるといわれていて、まさに女性の味方！
いい事づくしの和菓子にはダイエット効果だけでなく、便秘・むくみ・貧血の改善に加え、若返りまで期待でき、実は美容や健康に効果が大きいんです♡
大洲市の和菓子「志ぐれ」
志ぐれは、小豆と米粉、餅粉、砂糖を原料にした、羊羹を極限までもっちもちにした様な小豆の味を生かした和菓子です。
米粉と餅粉が入っていてせいろで蒸すため、とにかく“もっちもち”です♡
ほどよい甘さなので飽きることなく食べることができ、餅粉を使用しているためかお腹持ちもいいんです。
初めて食べられる方は、外郎とも蒸し羊羹とも違う、しっとりもちもちの独特な食感に驚かれるかもしれません。
食べたが最後、このしっとりもちもちの「志ぐれ」の虜になっちゃうこと間違いなし！
小豆の苦手な方や甘いものをあまり好まれない方にも、「これならおいしく食べられる！」という声も聞かれます。
大洲「志ぐれ」のお店
材料は同じですが、お店によって秘伝の製法があるためそれぞれにお店の特徴が出ます。
「冨永松栄堂」
創業が明治8年と代々続く老舗です。ひとくち生志ぐれが有名なこのお店。桜や抹茶、栗、期間限定の愛媛みかん志ぐれなどもあります。明治天皇皇后の御用達のお店なんです。
「ひらやの志ぐれ店」
創業明治2年の老舗の和菓子屋さんです。大洲赤煉瓦館近くにあり、志ぐれだけでなく生菓子も扱っています。伝統の味を是非楽しんでみて下さい。
「二葉屋志保町本店」
こちらのお店の表記は志ぐれ餅とされていて、もっちりとした食感が楽しめます。季節限定の栗入り志ぐれ餅は大人気商品です。
「菓子処 氣晴」
魔法のロールケーキなどでご存じの方も多いかもしれません。和菓子も洋菓子もどちらも扱っているお店です。志ぐれと大福を合わせた志ぐれ大福も食べることができます。もちろん伝統的な志ぐれも人気商品です。
「稲田製菓舗」
大洲市は大洲市でも長浜にあるお店。そして売られているのも「長浜志ぐれ」です。基本的な作り方や、材料は同じですが、普通の志ぐれよりもこちらの方がもっちりしている印象です。
筆者の旦那さんは大洲市出身の大洲育ちですが、志ぐれはこの稲田製菓舗さんまで買いに行きます。地元の方でも大洲の志ぐれ派と長浜志ぐれ派に分かれるようです。
まとめ
意外と知られていなかった和菓子やあんこの効能には驚きの数々！ そんな和菓子のいいところを詰め合わせた大洲市銘菓の「志ぐれ」。
美味しいと評判のお店がたくさんありますが、お店によって味やもちもち具合が微妙に違ったり、伝統的な物に加え、アレンジされているものもたくさんあります。
ぜひあなただけのお気に入りの志ぐれを見つけてみて下さいね。
(文: 杏)