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あの郷土料理がコロッケに!?「大洲コロッケ」の正体とは?

大洲といえば「大洲のいもたき」



出典:水郷大洲のいもたき – 大洲市観光情報 – 大洲市ホームページ

まずは、大洲コロッケを語るために有名な「大洲のいもたき」についてご紹介しましょう。

大洲のいもたきが観光行事化されたのは、昭和40年。
もともとは、地域の住民が「秋のお籠もり」で親睦を深める会を行う際にみんなで食べていた、肱川の運んできた土でできた里芋を、肱川の鮎でとったダシで炊いた鍋料理です。

甘いしょうゆ味の汁に、さといも、揚げ、鶏肉、しいたけその他野菜を煮込み、みんなで鍋を囲む「大洲のいもたき」は毎年8月下旬の初煮会から10月下旬までの間、肱川の河原で行われているんですよ。

また、河原でだけでなく、いもたき提供店では大洲のいもたきをお店の中で食べることもできるんです♪

「大洲コロッケ」とはなんぞや!?



出典:【ご当地グルメ】大洲コロッケ – 大洲市観光情報 – 大洲市ホームページ

では、大洲コロッケと大洲のいもたきの関係ですが、ズバリ、「大洲コロッケ」とは大洲のいもたきで作られたコロッケなんです♪

見た目は普通のコロッケですが、中身は、いもたきの具材である鶏肉やゴボウやこんにゃくなどを、いもたきのメインの里芋を潰したもので包んだものが入っています。
ソースではなく、いもたきの出汁を餡にしたものをかけて頂きます。

里芋特有のねっとりとした食感と、いもたきの甘い味わいがとってもたまらない絶品ご当地グルメなんですよ♡

イベントなどで販売されており、常時提供しているお店も大洲市内に5店舗あります!

・大洲炉端 油屋 ・お食事処 にし川
・第八さつき丸 大洲本店 ・たべもの市場 大洲店 ・もつ鍋居酒屋 熱炎

お店によって違う味が楽しめるので、食べ比べも楽しめますね。

「大洲コロッケ」が生まれた背景

平成21年に「大洲高校経済調査部」のOBが試行錯誤しながら考案した「いもたきコロッケ」が誕生しました。

平成22年には、「大洲コロッケプロジェクト委員会」が開発した「大洲コロッケ」が大洲市O級グルメコンテストで3ツ星賞を受賞!

そのころ、製造個数に限界を感じていた「大洲高校経済調査部」は「大洲コロッケプロジェクト委員会」が「大洲のいもたき」の名前を広めたい。
多くの人に味わってほしいという同じ目的で、同じコロッケを開発したと知り、話し合って協力することになったのだそう。

その結果、製造は「大洲コロッケプロジェクト委員会」、販売は「大洲高校経済調査部」と地元企業が行うことになって今にいたります。

復興支援に役立つ!ネット通販でも購入可能

大洲コロッケは、ネット通販でも購入可能です。

5個から購入可能で、お値段は420円。
冷凍で配送されますので、冷凍庫にストックすれば、いつでもご家庭で大洲コロッケを楽しむことができますよ。

また、売り上げの一部は義援金として、西日本豪雨の復興支援に活用されます。

大洲コロッケを購入する!

まとめ

同じ時期に、若い世代と大洲の伝統を作ってきた大人たちが同じ目的を持ち、若い世代に受け継ぎたい、大洲以外の人にも広めたいという郷土愛から協力し合って生まれた「大洲コロッケ」。
なんともステキなお話ですよね。
大洲に行ったらぜひ、食べてみてください。