「しびれ鍋」って？
そもそも「しびれ鍋」とは、山椒や花椒(ホアジャオ)などで舌がしびれる刺激と、爽やかな香りを楽しむ鍋です。
しびれの元になる山椒や唐辛子などのスパイスが新陳代謝を高め、体を温める効果や、胃を丈夫にして胃腸の調子を整える効果が期待できます。
美肌やダイエットのためには、まず腸からと言いますし女性にも嬉しい料理なんです。
飲食店情報サイトとして有名な「ぐるなび」が2018年のトレンド鍋に「しびれ鍋」を選んだことによって、最近取り扱うお店も増えてきました。
しびれ鍋は自由度の高い料理。使う食材も味も決まりはなく、お店の個性が出るんです。
ぐるなびでは、鍋商戦を盛り上げるために全国からしびれ鍋を集めグランプリを開催！
全国約370店が応募し、約4000票の一般投票で上位20店が選ばれ、四川料理の専門家が最終順位をつけました。
全国1位を勝ち取った、麺酒場かもがわの海鮮酸辣(さんらー)ちゃんぽん鍋
そのしびれ鍋グランプリで見事全国1位を勝ち取ったのが「海鮮酸辣(さんらー)ちゃんぽん鍋」です。
ベースとなるのは、秘伝のちゃんぽんスープと、愛媛県産の鯛の出汁。
ここに豆板醤や山椒、花山椒、辣油を入れることでしびれを利かせ、米酢や黒酢といった独自ブレンドのお酢を入れることで旨みを感じる深い味わいに仕上げています。
さらに、仕上げの溶き卵が山椒や豆板醤の辛みをまろやかに包み込んでいるんです。
この鯛の出汁と合わたスープや、独自ブレンドのお酢など試行錯誤して作りげられた点が評価されました。
この「海鮮酸辣ちゃんぽん鍋」は愛媛県松山市鴨川にある居酒屋「麺酒場かもがわ」で食べることができます。
1鍋3人前でお値段は2,000円です。
オーナーの山本さんが父親の経営する松山観光港近くの「博多ちゃんぽん てっちゃん」の2号店として、松山市道後一万の「ちゃんぽん食堂 てっちゃん」を2012年にオープンしたのが始まり。
このちゃんぽん食堂を2017年に移転させ、店名も「麺酒場かもがわ」に変更しました。
海鮮酸辣ちゃんぽん鍋に使用している秘伝のチャンポンスープは山本さんが父親から受け継いだものなんだそうですよ。
しびれ鍋グランプリ2位、3位もご紹介
海鮮酸辣ちゃんぽん鍋と接戦になったしびれ鍋グランプリの2位と3位も紹介します！
出典:【2018年トレンド鍋】「しびれ鍋」グランプリ 結果発表ページ
まず、2位は静岡県静岡市にあるT W BRUNCH Cafe＆ Barの「ココナッツミルクと豆乳のしびれ鍋」です。
鶏ガラがベースとなり、豆乳やココナッツミルクをブレンドしたエスニックを感じる鍋になります。
静岡県産の実山椒などアジアのスパイスを調合してしびれを出しています。
出典:【2018年トレンド鍋】「しびれ鍋」グランプリ 結果発表ページ
お次は、3位東京都中央区の酒菜庵 ちゃぼうず「麻辣 しびれ牛もつ鍋」です。
牛すじの出汁をベースに、八丁味噌、唐辛子、山椒を混ぜ合わせ、薬膳スパイスを効かせたオリジナルスープです。
松の実で作った自家製芝麻醤と一緒に食べることでしびれが和らぎ、一味違うしびれ鍋を楽しめます！
まとめ
「しびれ鍋」は冬に食べて温まるだけではなく、夏に山椒などの刺激で食欲を増進させる効果もあります。
2019年は夏、冬としびれ鍋を食べて夏バテや冷え対策をしてみませんか？
アイキャッチ画像出典:しびれ鍋グランプリ投票ページFacebook