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復興の象徴「玉津みかん」って?

若手が復興を支えた玉津のみかん農地

全国的に農家の高齢化がすすむなか、宇和島の玉津地区は40代以下の後継者が約25%もいる、全国的にも珍しいみかんの生産地です。
以前より、高齢化による耕作地の放棄を止められないかと考えていたところ、2018年の西日本豪雨災害が発生。
被害を受けた耕作地の救済目的も加わり、復興に向けて若手が中心となって「玉津柑橘倶楽部」を設立しました。

玉津柑橘倶楽部は、耕作地の管理の他、オンラインショップでの柑橘の販売、加工品の企画販売、SNSの使用やイベント参加による認知向上など、新しい発想により玉津みかんを盛り上げてきました。

被災後は、クラウドファンディングを活用して寄付金を募り、壊れてしまったスプリンクラーを復旧。
生き残ったみかんは見た目の悪いものが多かったものの、品質に問題ないものを選別し、傷ついたみかんを「復興みかん」として販売しました。
出荷の段ボール箱には、「諦めない強さは、いつだってみかんが教えてくれた。」との文字が。


出典:玉津みかんをもっと広め隊-Facebook

若手を中心とするこうした積極的な取り組みがメディアにも取り上げられ、玉津地域で生産されるみかんは「玉津みかん」として、復興の象徴となりました。

玉津みかん

ほとんど平地のない玉津地区のみかん園地は、みかんが山の上から谷底まで落ちてしまうほどの急斜面。
立っているのが大変なほどの急斜面もあって労働条件は過酷ですが、その分太陽光を沢山受け、土の水はけが良くなります。

その結果、糖度が非常に高いだけでなく、酸味とのバランスがよく、深いコクを生み出す柑橘ができるんだそうです。
玉津地区では甘平、せとか、デコポン、ブラッドオレンジ、宇和ゴールドなど、年間を通して約15種類の柑橘を栽培しています。

玉津柑橘俱楽部のオンラインショップでは、季節のみかんの他、贈り物にもぴったりな加工品を販売。

中でも「贈答用 玉津みかんジュース2本セット」は特に人気の商品です♪
かわいい化粧箱入りで贈り物にも喜ばれそう。
ラベルは愛媛出身の墨絵アーティスト「茂本ヒデキチ」さんによるものです。

贈答用 玉津みかんジュース2本セットはこちら

被災直後に現地を訪れた木村拓哉さんも、中国語圏最大のSNS・Weiboで、この玉津みかんジュースを紹介してくれたそうですよ!
みなさんもコクのある玉津みかんの味わいを、ジュースで堪能してみてはいかがでしょうか。

4月は玉津ブラッドオレンジ収穫の季節

4月からは、ブラッドオレンジの収穫が開始します。
現在公式オンラインショップでは、玉津ブラッドオレンジ1箱2.5kg分が、¥4,000(税別)で予約販売中。

またこちらのオンラインショップでは、玉津ブラッドオレンジのお酒の販売が4/1より始まっています!
玉津ブラッドオレンジのお酒の購入はこちら

ブラッドオレンジをそのままお酒にしたこちらは見た目も鮮やかで、つぶつぶの果肉感が楽しめます♪
食事のお供に楽しみたいですね。

まとめ

2018年7月の豪雨災害から約1年半。
改革的な取り組みと支援により復興に向かう吉田町玉津地区のみかんは、愛媛県民にとっての復興の象徴でもあります。
完全な復興ができるまで、今後も応援を続けていきたいですね。