DO?GO!愛媛

愛媛の味噌を食べよう!《遠藤味噌醤油醸造場》「お味噌」から「食」と向き合う

「You are what you eat (あなたは、あなたが食べたものでできている)」毎日口にするものが私たちの体を作ります。私たちは添加物が多い食品や食の欧米化が進み、昔の人に比べ和食を楽しむ習慣が減ってるかもしれません。

愛媛県松山市で伝統を受け継ぎ、新たな方法で”本当の味”を届けたいとお味噌に真摯に向き合われている方々がいます。愛媛県松山市にお店を営まれる遠藤味噌醤油醸造場さんです。弊社DOGO愛媛は、お味噌のエキスパート遠藤味噌醤油醸造場の社長様から直接お話をお伺いしました。

健康にフォーカスをあてて、食生活の見直すことをテーマにした内容を提供いたします。

お醤油とお味噌への強いこだわり

– 麦味噌はどのような特徴があるお味噌でしょうか?他の地域の方が食べるとするとどのような違いがある考えられますか

遠藤様:人によって好みがあるので、好きと嫌いの両極端ですね。私達はビジネスホテルに納品させてもらうこともあるのですが、東京から来られた方は麦味噌で作られたお味噌汁を飲むと「甘すぎてこれは味噌汁じゃない」という方もいらっしゃいます。一方で「このあたりのお味噌は美味しいね!」と好んで下さる方もいます。お味噌は地域性があるなと思います。

遠藤様:私の関東の友人は「辛くないお醤油もあるんだね!」と感動してくれる人もいれば、「甘くて使えない、気持ち悪い。」と言われることもあります。本当に色々ですね。

- (読者の方に)初めて買っていただきたい商品をひとつ選ぶとしたら何をおすすめされますか?

遠藤様:弊社にはお味噌とお醤油がありますが、お醤油を試していただきたいです。地元愛媛の昔ながらの造り方で仕上げた味です。瀬戸内海の小さなお魚の煮つけにも使うと本当に美味しいです。松山は雨が少ない温暖な気候です。そんな穏やかな中で、人の手で長年造られてきたお醤油の味を一度味わってもらいたいです。

「知って欲しい」瀬戸内麦味噌の効能

- 身体に良いとされるお味噌ですが、麦味噌の効能をどのようなものでしょうか。

遠藤様:麦味噌は甘口で塩分が低く、食物繊維が多い。お味噌汁の具として野菜を入れていただくと、さらに塩分も下がります。野菜の栄養をたっぷり取れて健康的です。「塩分が低く」「食物繊維が多い」これが麦味噌の良いところです。

遠藤様流 お味噌のオススメの食べ方とは

– 麦味噌を美味しく食べるオススメの方法があれば教えていただけないでしょうか。

遠藤様:我が家では、料理に何でも麦味噌を使っていますね。たとえば、麻婆豆腐!麦味噌で作ると美味しいんです。真っ白な麻婆豆腐なんですが、甘味があって子供たちはすごく喜びます。

遠藤様:お味噌と聞くとお味噌汁が定番かもしれませんが、味噌ラーメンにするのも美味しいです。麦味噌をちょっと混ぜるだけで”お味噌の味”が際立つんです。「あ、お味噌の味がする」って実感できます。

- 遠藤味噌には「つぶ」と「すり」がありますが、それぞれの特性を生かした料理はありますか?

遠藤様:つぶ味噌をすったものがすり味噌です。実は同じお味噌でも使う食前にすったお味噌は風味が豊かです。お味噌汁にしたときに粘りもでます。私達もおすすめの料理は「おでん味噌』です。愛媛の居酒屋さんは、おでん味噌を肴にお酒を飲む方がいるくらいです。本当何にでも使えますよ。

遠藤様:すり味噌の魅力は、すでにこしてあるので”手軽に使える”ことですね。またお湯にすぐ溶けるので、インスタント味噌汁感覚で使えます。料理の時短になるので、最近はすり味噌を好まれる方が増えてきました。朝の忙しいときに助かるみたいですね。他の種類と合わせ味噌にされたい方はすり味噌を選ばれています。

- 先ほどのインスタントラーメンなど、料理に”ちょい足し”するのであればすり味噌が良いでしょうか?

遠藤様:はい、そうですね。すぐに溶けてくれるので手軽ですし、ラーメンだと麺が伸びる前に食べることができますよね。

- ひと味違ったアレンジレシピなどはありますか?

遠藤様:最近作ったのは「味噌クラムチャウダー」です。お味噌と相性ばっちりでした。牛乳とお味噌とコンソメで作るんですが、意外な美味しさでした。クラムチャウダーにすることでメインのお料理として楽しめます。

「一度訪れて実感して欲しい」愛媛は魅力あふれる場所

まとめ

遠藤社長に
・お味噌とお醤油へのこだわり
・お味噌のオリジナル料理
をお伺いしました。

お味噌のお話をされる間、お2人とも表情もいきいきとされておられました。早速インタビューでお伺いした「お味噌で作ったクラムチャウダー」を早速作ってみましたが、コクがあって驚きの美味しさでした。お味噌とお醤油に秘めた魅力は尽きないのかもしれません。本当の豊さは何なのか?が求められる昨今。本当に良い食べ物を口にすることが、これからの「食」の向上に繋がるのではないかと考えます。

次回はインタビューの続編ををお届けします。どうぞご期待ください。