DO?GO!愛媛

東予地区代表!西条祭りの見どころ

秋といえばお祭りですよね。普段お祭りには参加しないけないけれど、まつり唄を聴くとなんとなくウキウキしてしまうという方もいるのでは?

愛媛県でも、たくさんのお祭りが開催されていますが、その中でも東予地区のお祭りに限定してご紹介します。

いつもはお祭りに参加しないというでも見に行きたくなるポイントが満載♪ 西条のお祭りも楽しいんですよ!

西条祭りとは

キンモクセイの芳しい香りが漂い始める頃、西条市内で開催されるお祭りが「西条祭り」。西条祭りの歴史は長く、江戸時代から続いているとされています。

だんじりやみこしなどが神社に奉納され、市内のだんじりなどの台数は150台を越えます。

お祭りのメインイベントとなるのが伊曽乃神社での例大祭で、伊曽乃神社に奉納されるだんじり・みこしは81台と、ひとつの神社に奉納される御輿の数としては、この西条祭り以外には例がないと言われているほど規模が大きいお祭りなんです♪

西条祭りでしかみることができない「差し上げ」

西条祭りの特徴はなんといっても、“だんじりを担ぐ”ことです。

他の県のお祭りでは、普通だんじりに四つ車がついていて、ひいて動かします。西条のだんじりには舁き棒(かきぼう)と呼ばれるものがついており、それを持ってだんじりを担ぎ上げるんです。

だいたい10~15人で500~800kgもあるだんじりを担ぎ、移動するときには、本体を揺らすようにしながら少しずつ進みます。

想像しただけでも重そう……!

神様の前など特別な場所では、頭上に高く持ち上げる担ぎ方をします。これが、「差し上げ」と呼ばれるものです。

だんじりは、通常の担ぎ方で5メートルほどの高さがあるんですが、差し上げを行うことにより、高さが7メートルほどにもなり、迫力がさらに増します。

迫力のあるみこし

一方、みこしとは、人の背丈と同じぐらいの木製の車輪が2輪ついた屋台で、押したり引いたりして動かします。みこしには豪華で美しい金糸の刺繍が全体に施されています。

みこしの特徴は「練り」と言う豪快な走り込みを行う点。

これは、先ほど紹介した、だんじりで言う「差し上げ」のようなもので、最長200~300mもの距離を一気にみこしを押して走り、回り込んで、左右へ大きくうねって見せ、反対側へと走り込みます。

大きなみこしが豪快に移動する様は、かきくらべと同様にものすごい迫力があります。

特に注目してほしいイベント「宮入」

西条祭りは、10月のはじめから準備が始まり、16日にわたって行われます。

その期間中は、様々な場所でだんじりやみこしを見ることができますが、特に見てもらいたいのは最終日である16日に行われ、統一行動の終点でもある加茂川での宮入! これは必見♡

だんじり76台が一度に集結し、そのうち伊曽乃神社のお膝元神戸地区のだんじり11台と神輿とが合図に併せて川へ入る様は感動的な美しさ。

また、宮入の後、だんじり・みこしは各地区へ帰っていきます。祭りが終わってしまうことを惜しんで西条駅前、予土線、お堀端などに集まるだんじりも多く、地元の人々もその様子を見るために集まります。

特に、お堀端は人気があります。だんじりやみこしについた提灯のひかりがお堀の水面に映る様子は息を呑むような美しさですよ~。

期間中でなくても西条祭りを楽しめるスポット

祭りの期間中でなくても、西条市こどもの国で、実物のだんじりや西条祭りの資料などをみることができます。展示ホールの黒御影石の展示サークルには、だんじり2台とこどもだんじりが展示されています。

さらに江戸時代のみこしを復元したものも展示されているので、西条祭りの雰囲気を体感することができます。

実際にお祭りへ足を運んで、だんじりやみこしを見ると迫力があって楽しいのですが、こういった展示物であれば、だんじりの造形やみこしの装飾(金糸の面や三角ぶとん)の細部までよく観察することができますので、また違った楽しさをみつけられますよ♪

また、それらの他にもフロア全体に江戸時代作成の西条祭り絵巻の写真(複製)などの西条祭りの参考資料が展示されていますので、こちらで西条祭りの歴史ついて知っておくと、よりお祭りを楽しんで見ることができるかもしれませんね。

まとめ

西条のお祭りのご紹介はいかがでしたか?

ぜひお祭りシーズンには足を運んでみてくださいね。

迫力の西条まつりでデートも楽しめるはず!?