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レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展 ~日本初公開「タヴォラ・ドーリア」の謎~

額縁 絵

愛媛県美術館にレオナルド・ダ・ヴィンチの未完成作品が!

レオナルド・ダ・ヴィンチは、言わずと知れたルネッサンス期を代表するイタリアの芸術家です。

彼は1504年に大評議会広間に飾るための大壁画、「アンギアーリの戦い」の製作を頼まれます🖌🖌

そしてこの壁画は未完成となるのですが、多くの謎と爪痕を残しているんです!

この時なんとシニョリーア宮殿(現パラッツォ・ヴェッキオ)でレオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロが戦闘画において競い合いが行われたそうなんです⚔️

二人の壁画は同じ大広間に飾られるはずでした。レオナルドの壁画は未完成のまま終わりましたが、この一部が欠けた壁画は人々の心をつかみ注目を浴び続けてきました。

この壁画はルネッサンス美術史上、最も野心的な装飾計画であるとされています!

彼の作品は激しい戦闘場面を描いていて、それは絵画表現の新しい基準となりました。そして後世の芸術家に大きな影響を与えることになったんだとか。

このイタリア美術史の歴史のなかでも壮大なエピソードを持つ、レオナルドの革新的な戦闘図。

「アンギアーリの戦い」の作品と資料が集まるのは世界初の企画なんです!

愛媛県美術館の企画展示室1・2、常設展示室3にて2017年11月2日(木)から12月24日(日)まで見ることができます。時間は9:40~18:00 (入場17:30まで)。

観覧料は一般は1,300円(1,000円)、高校大学生は900円(700円)、小中学生は500円(300円)です。()は前売り料金。

休館日は11月7日・13日・20日・27日・12月5日・11日・18日なのでご注意を⚠️

作品の見どころは?

この作品の見どころは、失われた壁画の中心部分である「タヴォラ・ドーリア(ドーリア家の板絵)」と言われる軍旗争奪の戦闘場面を描いたものです。

ナポリで盗まれたとされてから、様々な人の手に渡り、1992年に日本の東京富士美術館に渡りました✨

その後東京富士美術館がイタリアと協力協定を結んだ後イタリアに寄贈され、この度日本で初公開となりました。

数奇な運命をたどったタヴォラ・ドーリア。今回の美術展ではタヴォラ・ドーリアを中心に、歴史的な出来事を成している西洋美術のいろいろな姿を見ることができますよ!

まとめ

レオナルド・ダ・ヴィンチの未完成作品とそのタヴォラ・ドーリアの謎。

あなたもルネッサンス期の大作を間近に見て、西洋美術の歴史にふれてみませんか?