「坊っちゃん文学賞」って?
平成元年の市制100周年を機に、新しい青春文学を創造したいと、松山市が設けたのが「坊っちゃん文学賞」。
1年おきに斬新な作風の青春文学小説を募集していて、厳正な審査で大賞1作品と佳作2作品が選出されます。
規定をしっかりと守っていれば、性別や年齢、職業や国籍も問わず誰にでも応募資格がありますよ。
なんと、毎回1000作前後の応募があるんだそう!
「坊っちゃん」のイメージから、当初応募者は男性が多かったのですが次第に女性が増えてきているんだとか。
ちなみに最年少受賞者は17歳(第8回浅井柑さん)で、最年長受賞者は53歳(第7回鬼丸智彦さん)! 年齢層も幅広いんですね~♪
応募作品のテーマはジャンルを問わない青春小説なのですが、恋愛や友情など、人間関係の感情の変化を描写したものが多くなっているんですって。
どんな部門があるの?
坊っちゃん文学賞は、斬新な作風の青春文学をテーマとした小説部門がメイン♪
今回は第15回という節目でもあり、平成29年は正岡子規・夏目漱石生誕150年を迎える年でもあります。
こちらを記念して、新たに設けられたのが青春をテーマとした「ショートショート部門」!
ショートショートとは、アイデアとそれを活かした結末のある短い小説のこと。
審査員には松山市出身の小説家、早坂暁さんをはじめ、雨の日の読書にピッタリ!愛媛出身の小説家・田丸雅智さんの作品たちでもご紹介した田丸雅智さんなどなど豪華な面々が揃っていますよ。
詳しい応募要項については、坊っちゃん文学賞のホームページをチェックしてみてくださいね。
大賞を取るとどうなるの?
大賞受賞者には、賞金の200万円(小説部門)・20万円(ショートショート部門)が贈られます。
さらに受賞作品は、株式会社マガジンハウス発行の「Hanako」に掲載される予定となっているんだとか!
賞金ももちろん嬉しいものですが、自分の作品が雑誌に掲載されて、多くの人に読んでもらえる!なんて、これほど嬉しいことはないですよね♡
あの有名な作品も、坊っちゃん文学賞の大賞だった!?
出典:がんばっていきまっしょい – 作品 – Yahoo!映画<
愛媛県松山市の高校を舞台に、ボート部の活動に燃える女子高校生たちの物語「がんばっていきまっしょい」。
映画・ドラマ化されていて、ご存知の方もいらっしゃいますよね♪
なんとあの「がんばっていきまっしょい」は、坊っちゃん文学賞の第4回大賞受賞作品なんですよ!
作者は、松山市出身の敷村良子さん。
「自分の作品が、映画やドラマで動き出すかもしれない!」なんて夢が広がって、ワクワクしちゃいますよね☆
まとめ
文学にゆかりがある松山市で、新たな作家を求めて募集されている「坊っちゃん文学賞」。
第15回の締め切り日は、平成29年6月30日です。
作家になる夢を叶えたいあなた、まだ間に合います! ぜひぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。