ときに孤独でときに過酷な子育て
子育てというのは24時間休みなし待ったなしです。小さな命を守るためにお母さんは気が休まる時がありません。
特に短時間おきの授乳や夜泣きで睡眠不足になり、心身ともに疲れ切ってしまうお母さんも多くいます。
乳幼児期の授乳や夜泣きによる睡眠不足というのはストレスの大きな要因となります。“眠れない”というのはお母さんにとって想像以上につらいことなのです。
かくいう筆者も、夜中に子どもに叩き起こされて眠たい体に鞭打って抱っこしているその横で、大きないびきをかきながら爆睡する夫の姿に怒りを覚えたことも数知れず……。
そういったストレスが重なった結果、睡眠不足や育児ストレスで“軽いうつ状態”になってしまうという方もいますよね。
特に、同じ愛媛に実家はあるが、やや距離がある。見ず知らずの土地で、心から話せる友だちがいないなど、孤独な子育ての日々に明け暮れている方もいらっしゃるかもしれません。
初めて子育て支援のありがたみを感じた日
眠りがとても浅く、ひどい時には20分おきに目を覚まして抱っこを要求されるお母さんもいますよね。
「どうしてうちの子は寝ないんだろう…」
途方に暮れている方は、保健所からの配布物にヒントが隠されていることもありますよ。
筆者の場合は、「お子さんのことで気になることがあればお気軽にお電話ください」と支援センターの電話番号が書かれていたのがきっかけで、子育て支援というものを初めて知ったんです。
今までそういったところに電話相談をすると虐待とか疑われるのでは、と思い込んでいたので、単なる育児相談なども受け付けてくれることに驚きました。
思い切って電話してみると、柔らかい物腰でただただひたすら私の話を聞いてくれ、眠りのアドバイスもしてくれました。眠りのアドバイスもありがたかったのですが、何よりも一人で抱えていた悩みを聞いてもらえたことに心が軽くなりました。
そして一度支援センターに遊びに来てみてくださいと誘っていただき、こどもと一緒に親子体操の教室に参加してみました。
最初はとても緊張しましたが、参加しているほとんどのお母さんが初めての方ばかりで、子どもの月齢もほぼ同じ、抱えている悩みも似ているのですぐに打ち解けることができましたよ。
それからは興味のある様々なプログラムに積極的に参加するようになりました。参加してみて感じたのは「うちの子だけじゃないんだ。」ってことと、直接会話をすることの安心感でした。
気軽に参加できる子育て支援プログラム
愛媛県では、一人からでも気軽に参加できる、様々な子育て支援のプログラムを実施しています。
中でも、各地域の児童館や子育て支援センター、大街道にある「てくるん」などで行われているプログラムの内容は、子育ての悩み相談や講演会・座談会だけでなく、親子体操や材料費だけで参加できるカルチャー系の体験など、多岐にわたっています。
毎回決められた曜日や時間に参加しないといけないわけではないので、自分の都合や興味のあるものだけを選んで、気軽に参加することができるのが魅力ですよね。
また、お母さんだけで参加するプログラムは毎回同じメンバーとは限らず、初めて参加される方も多く、お友達と一緒に参加されるよりも一人で参加される方が多いのも特徴です。
サークルなどと違ってママ友グループなどもないので、気兼ねなく子育ての悩みなどを相談したり、共感してもらえたりするので、「わが子だけじゃないんだ」「よし、明日からもがんばろう！」などとリフレッシュすることもできますよ。
まとめ
いかがですか。ひとりで頑張っているお母さん、同じように悩んで奮闘しているお母さんたちと一緒に、たまには思いっきりおしゃべりしませんか？
まずはお近くの子育て支援センターにぜひ足を運んでみてくださいね。