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愛媛県と香川県は似た者同士? 隣県ならではの違いと共通点

香川 愛媛 違い

愛媛県と香川県の大きな違い~食文化~

愛媛県・香川県の共通点を探る前に、まずは異なる点を挙げたいと思います。

まず第一に食文化についてです。愛媛県と言えば、みかんが有名ですよね。ですが、みかん以外にも有名な食べ物があるんです。

愛媛の鯛めしには違いがある!ルーツも紹介』でもご紹介したように、「鯛めし」は愛媛県の郷土料理ですよね。

地域によって炊き込んだり、お刺身の状態のものを丼ぶりに盛り付けたりと、食べ方は異なりますが、県魚である鯛を使った鯛めしは有名で、炊き込むタイプの鯛めしは、自宅で気軽に作れるキットがお土産として販売されていたりもしますよ♪

鯛のほかにも、小魚を使ったじゃこ天も愛媛県民のソウルフードです!

一方、香川県と言えばやはり讃岐うどんですね。「うどん県」と言って自県を売り出すくらい、香川県は讃岐うどんを愛しています。

しかし、最近では骨付き鶏も有名なんです!

大きな骨付きの鶏もも肉を丸々焼いたもので、男性だけでなく、若い女性にも大人気♡ この他にも、香川県は、小豆島という島で、素麺や醤油づくりが盛んなのが特徴。

ここに挙げたものを見る限り、愛媛県は海のものを、香川県は大地のものを地元に根差した食べ物としていそうですよね。

愛媛県と香川県の大きな違い~方言~

隣県なので、そんなに方言に大きな違いはないように思われますが、愛媛県の伊予弁は、訛りが少ないのが特徴です。一方、香川県の讃岐弁は、関西寄りの訛りになっているので、ここが大きな違いなんです。

また、どちらの県の言い方でもたいてい通じるんですが、異なる言い方をするのが「そうなの?」という意味の方言。

愛媛県では「ほうなん?」、香川県では「そうなん?」と言います。

そんなに大差ないと思われるでしょうけど、言葉自体にそんなに違いがない伊予弁と讃岐弁なので、会話の中で「ほうなん?」「そうなん?」が出てくると、「ああ、方言の違いだなあ。」としみじみとしてしまいます。

愛媛県と香川県の共通点~パーソナル編~

「食」も「方言」も多少の違いがある愛媛県と香川県ですが、共通点が多いのも特徴。特に、人間味に共通点が多いんです。

愛媛県、香川県共通して言えるのは、“人が温かい”ということです。

愛媛県でも香川県でも、道に迷った時や、手を貸して欲しい時など、本当に親切に教えてくれます! 東京で道をきいても、なかなか止まってくれないことと比べると、人の温かさには両県ともに“古き良き”が残っていますよね。

また、小学生や中学生の子ども達が元気よく挨拶をしてくれるのも両県の特徴。

地域的なものや、防犯的なものなのかもしれませんが、近所の子というわけでもないのに、元気よく「こんにちは!」と挨拶してくれる子がたくさんいて、思わずこちらも元気になります♪ 都会では味わえない気持ちになれますよね。

愛媛県と香川県の共通点~文化編~

そして、人間味だけでなく、共通点として挙げられるのは、文化面。愛媛県も香川県も、自県の“古き良きもの”を大切にしています。

女子一人旅1位!道後温泉が観光ランキングで人気がある理由』でもご紹介したように、愛媛県にある「道後温泉本館」は、国の重要文化財であり、日本最古の温泉として有名で、温泉街には夏目漱石の作品「坊ちゃん」のモデル地となったことから、坊ちゃんやマドンナの恰好をしたスタッフが、観光客の目を引きますよね~。

香川県においては、「栗林公園」が、特別名勝にしていされています。元々は藩主の別邸だったのですが、現在は観光地として有名で、土日になると、希望すればガイドスタッフが観光客の案内をしてくれますよ。

そして、「道後温泉本館」も「栗林公園」もミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3ツ星認定されている、世界に認められた観光地なんです🎵

そのため、道後も栗林も景観を損なわないように条例などで対策をとっています。そういった古いものを壊すのではなく、保存していくということは、なかなか簡単にできることではありません。

それぞれの県の自県に対する愛が、自県のものを大切にしようという気持ちを生み出しているのではないでしょうか。

まとめ

愛媛県と香川県、違っているようで、根本的なところは非常によく似た県、県民性であるように思えます。特に、自県を思う気持ちや、自県の観光地を大切にするといった点は、愛媛県も香川県も同じです。

どちらの県も、観光客の集客のために努力をしていて、その努力は並大抵のものではありませんよね❗

県を挙げての町興し、これを愛媛県、香川県という瀬戸内2県を挙げての町興しとなれば、もっともっと四国は盛り上がっていくかもしれません♪

愛媛県と香川県が協力した、四国の町興しができる日がくるといいですね♡