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道後温泉前にパワースポット!? 石手寺もパワースポットとして有名

道後・玉の石はパワースポット?

むかしむかし、大国主命と少彦名命が出雲の国から伊予の国へと旅をしていると、小彦名命が急病にかかってしまいました。そこで大国主命は少彦名命を手のひらに乗せ、道後の湯へ浸し温めました。するとたちまち元気を取り戻して、石の上で踊り喜びました。

……という神話が道後温泉には残されています。

その少彦名命が踊ったとされる石が「玉の石」で、道後温泉本館の北側に奉られています。この玉の石、どんなご利益があるのでしょうか?

人々の願いを叶える石として語り継がれている様ですが、具体的には長い柄杓で願い事を念じながら御湯を玉の石にかけると願いが通じ、特に病気平癒、縁結び、商売繁盛といったご利益をいただけるようです。

道後温泉は3000年という長い長い歴史を持ち、日本最古の温泉とも言われています。

お湯だけでなく、振鷲閣という建物は明治建築という重要文化財指定の物であり、太鼓で刻を告げる刻太鼓が響き渡ったりと、街全体がパワースポットいっても過言ではないほどの古い歴史とパワーを感じることができますよ。

初詣にも!石手寺もパワースポットとして有名

道後温泉近くに「石手寺」というお寺があります。こちらもパワースポットとして有名で、これからの時期初詣がてら覗いてみてはいかがでしょうか。

この石手寺、四国八十八ヶ所51番札所にも指定されているお寺ですが、昔は安養寺と呼ばれていたそうです。ではなぜ石手寺という名になったのでしょうか?

托鉢をしていた弘法大師に無礼なふるまいをしてしまった衛門三朗は、息子たち8人を次々と失ってしまいます。許しを請おうと後を追い礼所を巡り続けますが、大師に会えず最後は徳島のお寺で倒れてしまいました。

その枕元に大師が現れ、衛門三郎は非礼を詫び、次に生まれ変わるときは人の役に立ちたいと願いました。すると大使は衛門三郎再来と書いた小石を握らせ、衛門三郎は安らかに息を引き取りました。

その後誕生した領主河野家の息子がいつまでも手を開かないことから、領主は安養寺で願をかけました。

すると手を開け、中から衛門三郎再来の小石が見つかり、それを安養寺に納めたことから石手寺と寺の名を改めたそうです。こんな不思議な伝説がある石手寺、それだけでなんだかパワーをもらえそうですね。

石手寺のご利益とは

このお寺でご真言を唱えお参りすると、長寿、病気治癒のご利益があるとされています。

さらに、国の重要文化財でもある鬼子母神を祀っているお堂があり、安産に良いとされています。妊婦さんはお堂周りにある石を1つ持ってかえり、出産が無事終わると新しい石を2つ返し、お礼参りをするという風習が根付いています。

このお寺は四国八十八ヶ所霊場のお砂撫があったり、大仙堂というパワーの強い洞窟、いたるところにお地蔵様や石像があり、薬師如来をご本尊とした色々な像を祀っていて、独特の雰囲気を持つお寺です。

お遍路さん以外でも沢山の人が訪れていますよ。初詣にも人気の場所なので、是非この機会に一度行かれてみてくださいね!

とても強いパワーがあるお寺だそうなので、これからの時期、学業祈願にもいいかもしれません。

まとめ

長い歴史や神秘的な神話が多く残されている道後の地。

日本最古と伝えられるお湯で癒され、玉の石や石手寺で願掛けをし、古くからの伝わる、地のパワーをもらってみてくださいね。

これでご利益ある事間違いなしです。