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7月2日開催!西予市「どろんこ祭り」

田圃

「どろんこ祭り」って?

県の無形文化財にも指定されており、田植えがひと段落したころに田休み行事として開催される通称「どろんこ祭り」。

正式名称は「御田植祭り(おんだうえまつり)」言うんだそう。

「御田植祭り」というのは農作業の様子を演ずることで、豊作を祈るお祭りを指し、県外各地でも行われています。

それを西予市では「どろんこ祭り」と呼んでいるんですね。

名前から想像がつくことと思いますが、なんと水を張った田んぼの中がメイン会場です!

序盤から見どころたくさん♪



出典:第34回どろんこ祭り|イベント情報|愛媛県西予市の観光物産サイト|標高差1,400mの記憶

「どろんこ祭り」は、まず、大きな牛が横一列に並び、代かきをするところから始まります。

お祭り用に飾られた牛たちが一斉に歩く姿は勇壮で見ごたえがあります♪

次に、若者たちが田の畦に豆を植える作業を描いたどろんこ活劇「畦豆植え」が繰り広げられます。

泥の中でのドタバタ劇は、会場の笑いを誘うとても楽しい出し物です。

実際に泥の中で取っ組み合いなどもあったりするのですが、お祭りに参加した後、1週間くらいは体中のどこからともなく泥が出てくるそうですよ😅

メインイベントは神楽「さんばい降し」



出典:どろんこ祭り Ⅱ|せいよ徒然日記|愛媛県西予市の観光物産サイト|標高差1,400mの記憶

メインイベント神楽「さんばい降し」で、無病息災・五穀豊穣を祈ります。

神楽とは、日本の神事において、神に奉納するために行われる歌舞。

太鼓や笛拍子に併せて主役の大番が舞います。

悪ノリした大番が太夫を泥の中につきおとす!なんていう場面も見られる興味深く面白いお祭りです。

笑いは健康な身体と生活に必須ですもんね♪

「早乙女の手踊り」と「お田植え」



出典:どろんこ祭り城川町「早乙女の手踊り」 : ld_saijyo_wtのblog

さんばい卸しで会場が湧いたあとは浴衣に草履姿の早乙女たちが手踊りを披露してくれます。

踊りのあとは、田んぼに入り、耳に心地よいササラの拍子に合わせて田植え歌を歌いながら苗を植えていきます。

茶堂ライブや写真コンテストも開催されます♡

お祭り当日は、近くの神田横茶堂で三味線と尺八の「茶堂ライブ」が行われ、ライブ終了後にはお茶も振舞われますよ♪

また、「どろんこ祭り写真コンクール」も開催されますので、カメラの腕に自信がある方はぜひ奮って参加してみてくださいね!

まとめ

毎年、県内外から約5,000人もの来場者があるという西予市のどろんこ祭り。

全国的に田んぼも減っていく中、昔ながらのやり方で、神様に健康や安泰を祈る愛媛らしいすばらしいお祭りです。

愛媛の良さのひとつに、「古き良きものを大切に守っていく優しさ」があると感じています。

こういった伝統を、自分の目で見てその場で体感してみることができるのは本当に幸せなことですよね♪

お時間がある方はぜひお祭りに参加されてはいかがでしょうか?