DO?GO!愛媛

【県民総激おこ】愛媛が愛知と間違えられてしまうのは何故?

愛媛と愛知はこんなにも違う!

愛媛県は四国、愛知は中部地方にあります。

名物も鯛めし・みかん・じゃこ天などやさしい味が多い愛媛に対して、愛知はひつまぶし・味噌カツ・手羽唐・小倉トーストとしっかりしたお味。

濃厚な豆味噌の愛知、甘い麦味噌の愛媛。

伝統的な焼物は、愛媛が「砥部焼」で、愛知は「瀬戸焼」や「常滑焼」です。

昔ほどは方言も使われなくなってきましたが、昔だと「みゃー」とか「にゃー」が愛知、「けん」が愛媛という感じ。

余談ですが愛媛で言うところのチャリ(自転車)は、愛知県では“ケッタ”。

愛知の人は自転車を“ケッタマシーン”と呼ぶんだそう。このネーミング……! なかなか衝撃的ですよね。

全然違うのに間違われる!理由は「字面」?

こんなに違う二県なのに、間違いを引き起こしてしまう要因はやはり“字面”でしょう。

確かに「媛」と「知」の違いだけだと二文字目に注意を払わなければ、より印象や記憶に残っている方で思い込んでしまうことがありそうです。

残念ながら愛知県は人口の多さや都会度、歴史的、文化的、経済的なアピール度は愛媛県よりも上😢

そのため「愛〇県」といえば、「愛知県」とすぐに連想されてしまうのかもしれません。

過去にはあるテレビ番組の途中、県知事選の当選確実速報で「愛知県」と間違えられてしまったことも……😱

いくら速報であったとはいえ、全国ネットで県名を間違われてしまうなんて愛媛県民としてはがっくりきてしまう間違いですよね。

そもそも愛媛ってどこか分からない!?

多くの人は、普段馴染みのない県については名前はもちろん、地理もあやふや。

自分たちが住んでいる場所から遠く離れていればいるほど、そして関連性が薄ければ薄いほど、その土地を知ろうとする機会は少ないものです。

関西はまだしも、関東より北に住む人からすれば、愛知と愛媛との違いはおろかその両県がどこにあるのかさえはっきりと知らないという人も多く、その認知度の低さゆえの混乱でもあるでしょう。

「エヒメ」と読めない人が多い!?

ただ、個人的には、それ以前の問題として、愛を「え」、媛を「ひめ」と読めない人がかなり多いことが原因ではないかと思っています。

もしも自分が関東人で漢字も苦手、地理にも関心がなかったら、愛媛の読み仮名を聞かれても、何となく耳にしたことのある単語を適当に口にしてしまうかもしれません。

その仮定を裏付けるデータとして、全国の中学生を対象に行った47都道府県の場所と県名(漢字)認知度の調査では、やはり北に行けば行くほど愛媛県の認知度・正答率は下がります。

県名の誤記回答の多くは四国である高知県や徳島県ですが、4位は「愛知県」(約11%)。

さらに四国の他の県の間違いの中に「愛知県」が多く含まれているのは、愛媛県と混同したため、とあります。

また、不正解の中に「媛」という漢字の書き誤りが14%あったことも見逃せません。

子供の頃の記憶違いが大人になってからも読み間違いを引き起こし、混乱させている要因なのではないでしょうか。

もっと声をあげてもいいんだ!「アイチじゃないよ、エヒメだよ!」

その“地味さ”故に、愛知県に間違われてしまう残念な愛媛県。

ではどうすればそのイメージを払拭していけるのでしょう。

まずは大都市圏地域での知名度を上げていくのが最も効率的!

そんなわけで、愛媛県では昨年2016年から「アイチじゃないよ、エヒメだよ!」という自虐的なキャッチコピーを用いて観光PRを行っています。

人はネガティブなイメージの方が残りやすいという心理的な傾向をうまく利用し、少しでも多くの人に「エヒメ」というフレーズを覚えてもらおうというユニークな戦略ですね。

かつては地味な県NO.1と思われていた山陰地方の鳥取・島根両県も似たPRを行っていました。

どちらがより地味か、田舎か、という都会の人からすれば信じられないような低レベルの敵対心を「争い」「戦い」と少し過激な表現で取り上げられたことによって、多くの視聴者の心に深く刻み込まれたのです!

知名度において今ではかなり勢いを伸ばしてきていることを見ても、自虐PRがうまくハマれば大きな効果が期待できるかもしれませんね💪

まとめ

愛媛への認知度を高めるにはまずは「読み方」から!

まずは書けなくても読めること。それから書けること。

関東以北のイベントの際には、愛媛県の場所と県名を正しく回答できた人にはサービスしちゃうよ!という「ひめ検(漢字ドリル付き)」などを企画・実施してみるといいかもしれません。

もう「愛姫県」だの「愛知県」だのと言われることのないよう、愛媛を離れているみなさんはどんどん「エヒメ」をアピールしていきましょう!