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愛媛県民はつくし好き? ○割の人がつくしを食べた経験あり!

愛媛県民は「つくし」が大好き!?

春の訪れを告げる「つくし」。
杉菜(すぎな)という植物の胞子茎の山菜で、お浸しや佃煮として食べることもできるんです。
筆者も、実家に住んでいた頃によく摘んで食べました♡
今でも春がきて暖かくなると野原をみて「こういう場所につくしが生えるんだよなー」と思い出します。

ある調査によると、愛媛県民の9割以上がつくしを食べたことがあるんだそう!
全国の平均は6割なので、群を抜いて多い割合なんです。
反対に、北海道や東北、関東の方たちは食べたことがない方が過半数なんですって。
愛媛県民としては、あんなに美味しいつくしを食べないなんて損してる!と思っちゃいます。

好みにあわせて選ぼう!つくしの取り方

つくしは、九州地方など早い地域では3月ごろから収穫できます。
採り方は、野原に生えたつくしの地面スレスレの場所を持ち、少し引っ張るだけ♪
つくしを採るときは私有地に入ってしまわないように注意しましょうね。

美味しいつくしの特徴ですが、頭が閉じているのが好きな方、開いているのが好きな方などにより好みが分かれるので、一度食べてみれば探しやすくなりますよ。
ちなみに、ハカマの付いている幅が狭いものは生えたてで柔らかい触感が楽しめます。
筆者は煮付けた時に頭のフワッとした食感が苦手だったので、閉じていても開いていてもハカマと一緒に頭をコッソリ取っていました(笑)

下処理がポイント!つくしの美味しい食べ方

つくしを採ってきたら、お好みの方法で料理しましょう。

まずは下処理! 最初にハカマを取りましょう。
つくしの茎の部分にハカマという固いものが2~5個ついているので、これを手で取り除きます。
ちょっと面倒ですが、つくしを囲んで家族やご近所さんと一緒に作業して楽しみましょう♪
丁寧にハカマを取ることで美味しいつくしを食べることができるので頑張ってください!

次につくしを水にさらし、何度か水を変えて頭の胞子や土などの汚れを落としていきます。

水から揚げたら沸騰したお湯で茹でて冷水にさらして、冷まします。

茹でる時間は15秒~1分程度。
アク抜きをしっかりしたい方は長く、食感を残したい方は短くするなど、茹で時間を調整してみてくださいね。
ただし、もともとつくしは柔らかく、茹ですぎると食感がなくなってしまうので注意です!

下処理が終わったらいよいよ調理していきます。
おすすめのつくしレシピを2品ご紹介します。

つくしのおひたし

下処理したつくしを出汁やみりんで味付けするだけ!
味付けの出汁を沸騰させて火を止め、その中に下処理したつくしを入れるだけで味が染み込みます♡
つくし本来の優しい味を楽しめる調理方法です!

つくしの卵とじ

下処理したつくしをざく切りにし、出汁や醤油などの調味料とつくしを鍋にいれます。
10~20分煮込んだあとに卵を入れてフタをして火を止めます。
蒸らすことで卵が固まるのでこれで完成です!

卵とじは、味が濃い目になりますが、卵を入れることでマイルドに!
私の実家ではここに薄切りにしたちくわなども入れていました♪

おひたしは、ご飯に混ぜると炊き込みご飯風に。
いろいろアレンジしてつくしを味わってみてくださいね。

意外!?つくしは栄養たっぷり

つくしは、美味しいだけではありません、ビタミンEの含有量が野菜全体の中でトップレベル!
ビタミンEは、毛細血管を拡張する効果があり、血流が促されることで美肌につながるといわれている成分です。
さらに、抗酸化作用成分であるカロテンなども含まれており、アンチエイジング効果も期待できるんですよ。

ただし、食べ過ぎにはご注意を。
チアミナーゼという成分により、ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。
何事もほどほどに抑えておくのがいいですね。

まとめ

つくしはみんな食べたことがある!と思っていたので全国平均の低さにビックリしてしまいました。
愛媛県民がつくし好きなのは、自然が多くつくしが取れる環境にあるからだと思います。
自然を大切にしつつ、また春になったらつくし取りを楽しみたいですね♪