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魚肉ソーセージは愛媛発祥の食べ物だった!

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魚肉ソーセージは愛媛発祥!?

料理に入れると彩りもよく、そのままおやつにもなる「魚肉ソーセージ」。実は愛媛発祥の食べ物なんです。

日本で最初に魚肉ソーセージを作ったのが、当時“伊予の大阪”と言われるくらい海上交易が盛んだった愛媛県八幡浜市にある「西南開発株式会社」。

戦後「これからの日本では食事の欧米化が進むだろう」と考えた有志達が、蒲鉾をソーセージのようにしようと思いついたのが魚肉ソーセージ誕生のきっかけ。

昭和26年に本格的に製造を始め、「スモークミート」として発売されました。当初は新鮮なアジを使っていたんだとか。

その後、昭和29年辺りからはマグロが暴落したことをきっかけに、多くの企業がマグロを原料にした魚肉ソーセージの製造を開始。大衆食として人気となったんです。

西南開発株式会社は、魚肉ソーセージの他にも昭和48年にマクドナルドのミートパティの生産を始めたり、安全な肉類の発色法の特許を習得したりと日本の食産業に大きな影響を与えた会社なんですよ。

西南の「元祖魚肉ソーセージ」

西南開発株式会社では、昔ながらの魚肉ソーセージを再現した「元祖魚肉ソーセージ」も販売されています。

「昔ながらの薄茶色の魚肉ソーセージが食べたい」という声をうけて、開発記録をもとに当時の味を再現したんだとか。

もちろん、材料には開発時と同じ国産のアジを使用。さらに、当時使われていた石臼と杵も用意し当時の製法まで再現するこだわりっぷり!

濃厚な魚の風味が楽しめるソーセージです。

「元祖魚肉ソーセージ」は、ネット販売などで購入できますよ♪ 気になった方はぜひお試しあれ✨

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魚肉ソーセージの豆知識

なぜ魚肉ソーセージはピンク色?

魚肉ソーセージといえば、ピンク色。

でも現在販売されている魚肉ソーセージの多くは主にスケソウダラなどの「白身魚」を原料に作られているんです。

本来、魚肉ソーセージは加熱すると薄茶色になります。

そこで天然の着色料を入れて少し赤みを加えることで、見栄えはもちろん美味しく感じるようにしているんですよ♪

実は魚肉だけじゃない

魚肉ソーセージの原料は魚だけではなく、豚肉なども使われています。

ちなみに、魚肉ソーセージとして販売されるものは、魚のすり身が50%以上使用されているものと決められているんですよ。

東は生食、西は火食?

いろんな楽しみ方ができる魚肉ソーセージ。

西の方では炒めるなど“調理”して食べるのが主流ですが、東の方では“そのまま”食べるのが主流なんだそう。

筆者は愛媛出身ですが、どちらの食べ方もします! 皆さんのご家庭ではどんなふうに食べていますか?

まとめ

普段何気なく食べていた魚肉ソーセージですが、調べれば調べるほど、知らないことが沢山ありました♪

愛媛が魚肉ソーセージ発祥の地というのもびっくりですが、開発した西南開発株式会社の偉大さにも驚きですね。

魚肉ソーセージが愛媛生まれだと知ってから食べると、より一層美味しく感じられるかもしれません。