DO?GO!愛媛

愛媛県だけなの? 他県とちがうオンリー愛媛!

愛媛県では当たり前で気付かなかったけれど、進学や転勤などを機に他県に住み始めて「これってもしかして、愛媛だけだったのかな?」なんて思ったことはありませんか?

日本全国47都道府県、それぞれに気候や特産品、県民性などにが特徴があると思いますが、他県にはないオンリー愛媛について、みなさんにご紹介させていただきます♪

日本三大局地風 やまじ風とは

 

 

年間を通して雨の日が少なく、晴れの日が多くて温暖という、とても住みやすい気候が愛媛県の特徴です。

しかし、東予地方の一部の地域では、時折「やまじ風」という強風が吹くことがあります。

この「やまじ風」は、日本三大局地風の1つに数えられており、トラックが倒れたり、道路標識やカーブミラーを曲げたりするほどの威力を持っています。

私も「やまじ風」に遭遇した経験がありますが、とにかく風の音がすごくて、遊園地にあるフライングカーペットに乗った時の「ゴーッ」という音そのもので、それが長時間続くため、なかなか寝付けませんでした。

さらに、傘を開いたとたんに「バキッ」と、傘の骨が折れたり、玄関のドアが風圧で開かなくなったり、外に置いてあったバケツがはるか遠くの田んぼまで飛ばされてしまったりと、散々な目にあいました。

やまじ風がよく吹く地方にコンクリート造りの民家が多いのは、やまじ風から家財や身を守るためなのでしょう。

天ぷら=じゃこ天のこと

 

ふつう「天ぷら」といえば、えびや野菜などに衣をつけて、油で揚げた物を想像すると思います。

しかし、愛媛では「じゃこ天」のような、魚をすり身にして、そのまま揚げた物を「天ぷら」と呼ぶんです。

なので「お土産に天ぷらを買ってきたよ」とか「今日の晩ごはんは天ぷらよ」という時は、じゃこ天のことを指している場合が多いのです。

じゃこ天は、南予地方の宇和島の特産品として有名で「じゃこ天うどん・そば」や「じゃこ天バーガー」など愛媛のご当地グルメとしても有名です!

さらに、じゃこ天にはタンパク質やビタミンB12なども多く含まれているのも嬉しいですね♪

タルトがタルトじゃない?

 

 

一六タルトホームページより

 

愛媛県のお土産として有名な「タルト」ですが、私、愛媛のタルトを初めて見た時には「ロールケーキ?」にしか見えませんでした。

タルトといえば「ビスケット生地の上にフルーツなどをのせたケーキ」だというイメージがあったため、タルトらしからぬ見た目が衝撃的でした。

けれど、ふわふわのスポンジで巻かれた餡がとても美味しくて、今ではすっかりお気に入りのスイーツになっています。

ちなみに、愛媛のタルトの歴史は古く、江戸時代までさかのぼります。

一六タルトによりますと、当時松山藩主であった松平 定行公が、長崎のポルトガル船の警備にあたった時に、カステラの中にジャムが巻かれた南蛮菓子のタルトを召し上がったところ、たいそう気に入られたようで、レシピを松山に持ち帰ったことが始まりといわれています。

その後、松平 定行公の考案によって、「あん入りのタルト」にアレンジされ、それが今日まで伝わっているようです。

給食の献立にみかんごはん!?

 

 

愛媛県は、みかんの産地として全国的に有名です。

居住地域にもよると思いますが、愛媛県内の小中学校の給食では「みかんごはん」献立があります。

ちょっと不思議な感じはしますが、ごはんの中に酸味のあるミカンの皮が入っていて、意外と美味しいようです。

他にも、みかんを使った「丸ごとみかん大福」や「みかん石けん」など、愛媛県にはいろいろなみかんグッズが販売されていますし、ゆるキャラ「みきゃん」のふるさとでもあるんです。

ちなみに「みきゃん」って、猫じゃなくて犬だということ、皆さんはご存じでしたか?

まとめ

 

地元ではあたりまえの名物や気象なども、ちがう地域の人からするとよく分からなかったり、不思議に思うことってありますよね。

ちなみに私は海のない県で育ったため、青い海やヤシの木を見ると、思わずはしゃいでしまいます♪

風光明媚な愛媛県は、海にも山にも恵まれ、美味しい名物菓子や特産品などもたくさんあって住みやすいところです。

しかし、愛媛では当たり前のように売られている「あん入りのタルト」や「じゃこ天」は、四国外では手に入りにくいものです。

江戸時代から続くタルトや、新鮮な魚をすりつぶして揚げたじゃこ天などを味わいながら、オンリー愛媛を大切に、愛媛の良さを再発見してみませんか。