喜ぶときに使う「ぞなもし」
標準語では「とっても嬉しい」が、関西弁では「めっちゃ嬉しいねん」、伊予弁では「めっちゃ嬉しいけん」と変わってきますよね。
喜びの感情を「ぞなもし」で表現しても可愛いのでしょうか?
「めっちゃ嬉しいぞなもし~」、「美味しいぞなもし~」、「温泉、気持ちいいぞなもし~」
いかがですか? キュートさもアップですよね(!?)。
悲しいときに使う「ぞなもし」
喜びの感情を表すときに使う「ぞなもし」は、人それぞれ受け取り方があるかもしれませんね。
では、悲しいときはいかがでしょうか。
「めちゃくちゃ悲しいんよ……」→「めちゃくちゃ悲しいぞなもし~……」
いかがですか? 「ほんとに悲しいの?」というツッコミはナシですよ~。
苦しいときに使う「ぞなもし」
悲しいときには、やや名残を残す表現に“キュン”とくる男性もいるかもしれませんね。
では、苦しいときはどうでしょう?
「ううう……お腹が痛いけん!……痛いんよ~」→「ううう……お腹が痛いぞなもし~!……痛いぞなもし~」
いかがですか? 「痛いの本当?」といろいろと心配したくなりますよね!
怒っているときに使う「ぞなもし」
苦しいときは微妙ですね。では、怒っているときに使うぞなもしはいかがでしょうか。
「なんしよん!」 or 「なんしよんぞね!」→「なにしてるぞなもし~!」
いかがですか? 恐怖感はやや下がって、可愛さアップですよね!
まとめ
「ぞなもし」を使う人は、もはや希少価値がつくほどいない現代。
夏目漱石による「坊っちゃん」では当たり前のように使われていますが、現代の女性が「ぞなもし」を使うと、“意外性のある魅力”に取りつかれる人も増えるのでは?
愛媛の方言として、「ぞなもし」は大事にしていくのもいいかもしれませんね。