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伝説!? 大洲の肱川あらしがすごい

最近朝晩寒くなってきましたね。これからどんどん寒くなってくるわけですが、今くらいの季節から冬の間にしかみられない世界でも非常に珍しい現象を、愛媛県内でみられることをご存じでしたか?

大洲市肱川で10月下旬から3月上旬にかけてみられる「肱川あらし」の詳細、ぜひチェックしてみてください。

肱川あらしってなに?


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肱川あらしは大洲市にある肱川におこる世界的にも非常に珍しい現象なんです。

肱川は瀬戸内海へと続く川ですが、大洲市は盆地のため、冬になると伊予灘の海と、盆地との間に気温差が発生します。

その気温差で出来る大量の白い霧が強風を伴い、肱川に沿って一気に海へ向かって流れ出す現象が起こり、この現象が肱川あらしと呼ばれています。

山から真っ白な霧が降りてくる様に見えるため、「白い竜」に例えられるほど! その迫力には圧巻ですよ。

肱川あらしが見られる条件


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独特の地形に気象条件など様々な条件が重なって初めて、この肱川あらしを見ることができるんです。

肱川あらしは晴天の早朝に見ることが多いですよ。時間帯でいうならば6時から8時くらいまでです。

その時々の状況で肱川あらしの大きさも変化するわけですが、おすすめなのが、11月から12月の大潮で満潮が重なるタイミングの時。

ごうごうとうねりをあげて、白い竜が駆け抜けていきます。本当に圧巻! 世界でもこの肱川でしかみられない現象なので、世界各国から見に来られる方もいるほど。

今はテレビやネットでも見ることができる時代になりましたが、この肱川あらしはぜひ生で見て感じていただきたいです。

風の強さ、寒さ、霧の動くさま、画面越しでは得ることのできない感動を目の前で感じることができますよ!

展望台で一望する肱川あらし


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河口近くの高台に「肱川あらし展望公園」があります。そこからですと、山から海へと流れ出ていく大きな霧のうねりが一望できるんです。

肱川あらしを初めて見る方は、肱川全体が見渡せるのでとてもおすすめ。

そして、一望した次は、体感していただくことでその迫力を堪能してみて下さい。

肱川には長浜大橋がかかっているため、肱川あらしが発生しているときにその橋を通れば風速10キロの肱川あらしの中を歩け、風圧や霧のつめたさなどを全身で感じることができます。

ちなみに肱川付近の小中学校の生徒さん達は、冬の晴れた日は登校時間と肱川あらし発生の時間が重なるため、防寒対策必須なんだとか。

体の小さな小学校低学年のお子さまなどはちょっと大変そうですね。

まとめ

世界的にもここ大洲市肱川でしかみられない自然の織り成す幻想的で感動的な現象。

世界や他県の絶景もいいですが、地元の絶景も負けてませんよ! 知らなかった方、まだ見たことないという方は、ぜひ早朝ドライブ、または小旅行気分で、大洲肱川あらしを見てみて下さい。

日々の忙しさを忘れ、大自然の力を五感で感じ、感動に浸ってみて下さいね。