DO?GO!愛媛

県外からのクリエイター移住でにぎわう三津の商店街

空き店舗へ続々と県外のクリエイターたちが移住

三津周辺エリアにお店を開きたい方や住みたい方をバックアップできるよう、「三津浜町家バンク」というシステムがあります。

古いものでは江戸時代から昭和までのレトロな建物がたくさんありますので、ここに住んでみたい方と空き家や空き店舗を持っている家主さんをつなげる役目を担っています。

こういった活動もあり、シャッター通りだった商店街を中心に、県内外からアーティストにクリエイターと、他にもお店を出店したい20・30代がIターンやUターンで少しずつ集まってきています。

お店の種類も多種多様でレストランにパン屋さん、アトリエ・服屋・輸入自転車屋・古道具屋と様々なんです。

イベントが多く開催される三津エリア!

3月には、三津の日と称し、蚤の市やワークショップにたくさんのお店が出店する大きなイベントが開かれます。

8月には「三津浜珍踊り」というイベントが開催されます。メインの仮装大会を中心に、美味しいお店の出店やアーティストが集まりミニコンサートも開かれています。

夏にはシーフードBBQが公園で毎週開催されたり、時にはパフォーマンスやライブも行われていたりと、週末はよくイベントで賑わっています。

美味しいたべものもたくさん

登録有形文化財に指定された、レトロな建物の中で食事のできる鯛メシ専門店「鯛や」に、行列のできるパン屋さん「N’s Kitchen**&labo」、ちくわやじゃこ天などの練り物屋さん「練や正雪」、夏以外も大盛況の手作りシロップを使ったかき氷屋さん「田中戸」などなど紹介しきれないほど、美味しい食べ物が軒並み揃っています。

食べ歩きをするのも楽しいですよね。

レトロな建物で非日常を味わう

三津の商店街周りには、多くの古い建物が残っています。古いものでは明治時代の建物「木村邸」。毎月第2、第4土曜のみカフェとして営業していますので中に入ってお茶をすることができます。

他にも愛媛県庁を手掛けた建築家(木子七郎)が大正時代に建てた「石崎汽船本社ビル」。こちらは当時とほとんど度変わらない姿をとどめています。

商店街を1本はずれてみれば、レトロな建物が至る所に残っています。今年は、白くて三角屋根のかわいい元病院「旧濱田医院」を改装し、なかには5店舗のテナントが入り、新たに生まれ変わりました。

ハンドメイドの雑貨等を販売するショップが入居しています。

すぐそばには三津の渡し船

起源を辿れば500年以上もの室町時代まで遡る、歴史ある三津の渡し船は、現在は松山市が運営しています。

対岸まで100メートル足らずの距離ですが、陸路で向こう岸まで移動するとなると2㎞もの移動が必要になるので、貴重な市民の足となっています。

無料で朝の7時から夜の7時まで年中無休で動いていますので、三津へ行く機会があれば体験してみてください。ちょっとした旅行気分が味わえます。

まとめ

市内で遊ぶ場所と言えば、銀天街・大街道・エミフル松前(厳密には松前町ですが…)となることが多いと思います。

たまにはゆったりのんびり三津で過ごして見るのも新鮮ではないでしょうか。

三津へのアクセスは、郊外電車の伊予鉄三津駅で下車すれば、道を渡れば商店街入り口ですので便利です。ですが、主要交通手段が車の愛媛ですので、車でお越しになりたい方は、観光港のパーキングをご利用ください。

三津駅にレンタサイクル(1日300円)もありますので、イベントに合わせて来ると、さらに三津を楽しめるでしょう。