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西条の名水をめぐろう

西条 水

うちぬきとは?

旧市内には、広い範囲に地下水が自然に地上へ噴出する井戸(自噴井)が存在し、これらは「うちぬき」と呼ばれています。

その数は現在確認されているだけで約2000本もあり、その数の多さに驚きます。

うちぬき1日の噴出量は約9万立方メートルにおよび、一年を通して温度変化のあまりない水は、夏は冷たく、冬は温かいのが特徴です。

そして、このうちぬきは日本名水百選に選ばれています。この水のおかげで市民は簡単に生活に利用する水を得ることができ、「水の都・西条」とも呼ばれているんです。

うちぬきは口当たりがまろやかで、甘さがほのかに残るとても美味しい天然水です。西条に住んでる人が市外の水を飲むと、「味が全然違う」と言います。

西条市内にはそんな美味しいうちぬきの水が汲めるスポットがたくさんあり、市外から多くの人が訪れています。

加茂川左岸うちぬき公園

田んぼの中にポツンとあるうちぬき公園です。加茂川左岸圃場整備事業が完成した記念として、平成2年に整備されました。

周り一面に田んぼが広がり、とても気持ちのいい場所です。

駐車スペースがあるので、車が停めやすいのは嬉しいですよね。そのため、平日でもたくさんの人々が水を汲みに来る姿が見られるほどの人気のスポットなんです。

嘉母神社のうちぬき

加茂川の土手沿いにある嘉母神社は、天明2年に産土神を祀るために創建された神社です。

ここのうちぬきの水は平成8年の全国利き水大会で日本一に輝いた名水です。御神水とも呼ばれています。

神社なので、お参りもできるのは嬉しいポイント。神社のありがたいお水ということもあってか、とても人気で水汲みの人が絶えないスポットです。

こちらも駐車場があります。もちろんお水をいただく前には神様にお礼を忘れずに。

弘法水

弘法水は日本各地にありますが、実は西条にもあるのです。この弘法水は海辺にあり、海中から湧き出ているのに、海水ではないんです。とても不思議ですよね。

弘法大師の加持水と言い伝えられ、地元の人も大切にしている場所です。
海に囲まれているので、潮風が心地よく、季節によっては気持ちいい海風を感じられますよ。

こちらも先ほどの嘉母神社と同じように、お水を頂く前には感謝の気持ちを忘れずに。

西条市総合文化会館

西条市総合文化会館のすぐ近くにも水汲みスポットがあります。駅からも歩いていけますし、車も停められるので、多くの人が水汲みに訪れています。

近くには石鎚山をイメージした湧水モニュメントがあり、まさに水の都です。周辺にもうちぬきの水が湧き出ており、絶えず気持ちの良い水の音が聞こえるんです。

また、ほたるの里も近くにあり、5月末頃にはホタルの飛び交う姿が見られ、自然豊かな情景がいいですよね。

まとめ

今回は4つの場所を紹介しましたが、他にもうちぬきの水を汲めるスポットはまだまだあります。

西条市のホームページには「西条水めぐりマップ」が掲載されていますよ。歩きコースと車コースがありますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう。

持ち帰った西条の水はそのまま飲んでももちろん美味しいですが、その水を使ってお茶やコーヒーを淹れれば、なんとも贅沢な気分を味わうことができるでしょう。

お酒が飲める方は水割りにして飲んでみるのもいいですよね。他にも、お米を天然水で炊いて美味しいご飯を食べるのもおすすめですよ。

ぜひ、西条に足を運んで水の恵みを味わってみてください。それと、水汲みにはポリタンクやペットボトルを忘れずに準備してくださいね。

 

アイキャッチ画像はキャンピングカーで放浪の旅 Ⅱから