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内子町には明治時代に建てられた建物が残っている「八日市護国地区」があります。内子の町並みとして有名で、各地から観光にくる方も多い場所です。
内子町の歴史や、八日市護国地区には建物があるのかを紹介します！
内子町について
内子町は江戸時代後期から明治時代にかけて木蝋の生産で栄えた町です。
昭和40年代に高度経済成長の中で全国的に開発が進み、地方は過疎が大きな問題となりました。
文化庁は昭和47年に全国の集落町並みの調査を実施し、その時に今の町並みの地区にあたる八日市・護国地区が注目されました。
ですが古い民家を保存するということは個人の資産である住宅や土地に制限がかかるため住民の理解が簡単ではありませんでした。
勉強会や多くのメディアに取り上げられることで少しずつ理解が得られ保存修理に着手する住民が増えて、昭和57年に四国初の重要伝統的建造物群保存地区として認定されました。
新しい建物を建てる時も景観に配慮するように建てられたりと、変わらない風景が残る取り組みもしています。
八日市護国地区の町並み
昔の地名を使っている「八日市護国(ようかいちごこく)地区」は600mの通りで、伝統的な造りの町家や豪商の屋敷が当時のまま軒を連ねています。
八日市護国地区
住所：愛媛県喜多郡内子町城廻211
TEL:0893-44-5212(八日市・護国地区町並保存センター)
予讃線の内子駅から徒歩20分ほどでも行くことができますよ！
内子町のゆったりとした雰囲気と、明治時代の建物に囲まれることでまるでタイムスリップしたように感じるかも！？
町並みへ行ったらぜひ見てほしい場所を紹介します！
木蝋資料館 上芳我邸(かみはがてい)
国内最大規模の製蝋業者であった本芳我邸(ほんはがてい)の筆頭分家になる上芳我家の住宅と邸宅が見学できます。
住宅の方は木蝋資料館として開放されています。
写真は木蝋資料館の内部です。
内子及び周辺地域の製蝋用具1.444点の全てが重要有形民族文化財でありこの住宅に保管されていて、その一部を展示されています。
資料館では映像や模型で木蝋生産の過程をわかりやすく解説していますよ♪
邸宅には情報コーナーや喫茶コーナーがあります。
木蝋生産の最盛期に建てられた主屋など10棟と建物全てが重要文化財に指定されています。
釜場など当時の生産施設はここにしか残っていないので貴重な場所です！
【情報】
★木蝋資料館 上芳我邸★
住所：愛媛県喜多郡内子町内子2696
TEL:0893-44-2771
営業時間：9:00〜16:30
定休日:年末年始(12/29〜1/2)
料金:大人500円/小中学生250円
団体割りやセット料金などもあるので確認してみて下さい。
本芳我家住宅
木蝋業者の本芳我家の住宅で、この建物も重要文化財に指定されています。
写真は本芳我家住宅で見学ができる庭園です。
住宅内は見学不可ですが、庭園の一部であれば見学ができます♪
明治22年に建てられ、海鼠壁(なまこかべ)などで飾られた建物は町並みの中でも圧倒的な存在感があります。
海鼠壁とは壁面に平瓦を並べて、目地という漆喰をかまぼこのように盛り上げて塗った壁のことです。
【情報】
★本芳我邸家住宅★
住所：愛媛県喜多郡内子町内子2888
TEL:0893-44-5212(八日市・護国町並保存センター)
営業時間：9:00〜16:30
まとめ
学生の時はなにも考えずに何気なく通っていた内子の町並みです。
今回記事を書くために町並みについて調べることで、改めて凄い場所だったんだと思いました。
次に地元に帰る時はゆっくり歩きながら見学をしたいなと思います。
そしてこんな誇れる地域で育ったこと、これからも残していくべき場所だということを子どもに伝えたいです。
【参照】
https://www.town.uchiko.ehime.jp/site/miryoku/machinami.html
https://www.town.uchiko.ehime.jp/site/hozonsenta/
【情報・写真提供】内子町環境協会
https://www.we-love-uchiko.jp
