四国・愛媛の最西端、佐田岬半島はドライブに最適なスポットです。
今回は、この佐田岬半島についてご紹介します。
南予 愛媛観光
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四国・愛媛の最西端、佐田岬半島はドライブに最適なスポットです。
今回は、この佐田岬半島についてご紹介します。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
佐田岬半島は、日本一の細長い半島です。その細長い形状から、かつての伊予の詩人は「象の鼻」と詠んだとも言われています。
この佐田岬半島のほぼ中央に位置する伊方町には美しい景色を楽しめるスポットがたくさんあるんです。
半島を縦断するように走っているのが国道197号線です。また、大分へとつながる国道九四フェリーが出航している三崎港へのアクセスルートとしても知られています。
ここは通称「佐田岬メロディーライン」と呼ばれており、道路を走ると音楽が流れる「音響道路」が設置されていることで有名なんです。
国道197号線は昭和62年に全線開通しました。
しかし、スピードの出しすぎや道路の凍結などで事故の発生率が高いところでもあったのです。
このことから交通安全のために道路に一工夫したのが、平成23年に設置された「佐田岬メロディーライン」です。
気になる場所ですが、三崎港方面から松山・大洲方面に向かう車線に設置されています。
「道の駅・瀬戸農業公園」から始まるメロディーラインは、看板によって場所が示されています。
実際に音楽が流れ始めるのはもう少し先で、道路に音符マークが記されているところから始まります。
道路の上を走ると「みかんの花咲く丘」のメロディーが流れます。全長はおよそ430m、時速50kmで走ると30秒ほどのメロディが楽しめるんです。
設置するにあたり、どの曲にするか伊方町でアンケートが実施され、「うみ」「みかんの花咲く丘」「瀬戸の花嫁」の3つに候補が絞られました。
その中から愛媛、伊方のイメージにぴったりな「みかんの花咲く丘」が採用されたという経緯がありますよ。
道路から音楽が流れる不思議な仕組みについてですが、道路とタイヤの摩擦・振動によって音を出しています。
アスファルトやコンクリートで舗装された道路の表面に、深さ3mmから6mm・幅6mmから24mmの細かい溝を道路進行方向に向かって垂直に刻み込むことで、音が出るという仕組みです。
溝の幅や間隔を調節することによって音階などを操り、メロディーが奏でられるのです。
伊方に設置されている「佐田岬メロディーライン」では、音楽を綺麗に聴くために「時速50km」で走行する必要があり、スピードの出しすぎを抑制する効果が期待されています。
また、道路に溝を刻んで音を鳴らす構造から、スリップ防止効果もあります。
この音響道路は日本全国に31カ所あり、四国では「佐田岬メロディーライン」のみなんです。
伊方にはドライブの休憩や、目的地としてもぴったりなスポットがたくさんありますのでいくつかご紹介します。
佐田岬半島には数々の風車がありますが、これを間近で見られるのが「せと風の丘パーク」です。
ウッドデッキが設置されており、瀬戸内海や宇和海を一望できます。公園内には、実際の風車の羽も展示されており、その大きさに実際に触れて確かめることができます。
水槽の中からカラフルな熱帯魚と触れ合える、不思議な構造のふれあい水槽があります。2Fにはアクアリウムがあり、バーチャルの海底体験ができます。
簡易宿泊施設もある、岩盤浴施設が併設された日帰り温泉です。ドライブの疲れを温泉で癒やして帰るのもいいですよね。
美味しい魚が食べられるレストランや、交流物産館などもあります。
初めて通った際は「音響道路」というものを知らず、突然音楽が流れだしたのでとても不思議に思うという方も多いでしょう。
ついスピードを出してしまいがちな道路ですが、音楽が流れ始めたことによって、「どこから流れてるの?」と必然的に車のスピードを緩めたために、よりメロディーがはっきり聞き取れます。
まだ通ったことのない方はぜひ「佐田岬メロディーライン」へドライブへ出かけてみてください。とても不思議な体験ができますよ。
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