「もぶり飯」は、今どきの若い世代には耳慣れない言葉なのではないでしょうか。
「もぶり飯」またの名を「松山鮓(まつやますし)」は松山に古くから伝わる郷土料理なんですよ。
今回は、もぶり飯がいったいどんなものなのかご紹介したいと思います♪
グルメ 愛媛のご当地
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「もぶり飯」は、今どきの若い世代には耳慣れない言葉なのではないでしょうか。
「もぶり飯」またの名を「松山鮓(まつやますし)」は松山に古くから伝わる郷土料理なんですよ。
今回は、もぶり飯がいったいどんなものなのかご紹介したいと思います♪
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
松山では、祝い事やおもてなしの際に、ちらし寿司を作る習慣があります。
「もぶり飯」とは、いわゆる「ちらし寿司」のこと。
「混ぜる」を方言で「もぶる」と言うことから、「もぶり飯」と呼ばれるようになりました。
「もぶり飯」には、外せない基本ポイントが2つだけあります。
【その1】瀬戸の小魚(エソやトラハゼなど)を素焼きにして、細かくほぐしてダシを取り、甘めの合わせ酢を作ってすし飯にすること。
【その2】トッピングに、瀬戸内の旬の魚介を使うこと。
そのほかには特に決まりごとは無く、炊き上がった白いご飯にダシのうまみがよく出たすし酢を合わせ、季節の野菜や、アナゴなどをもぶり(混ぜ)ます。
金糸玉子を散らし、旬の魚介で盛り付けられた「もぶり飯」は、見た目にも豪華で、ハレの日にふさわしい華やかな逸品となるのです♡
出典:郷土料理「もぶり飯」/道後温泉 茶玻瑠のブログ – 宿泊予約は<じゃらん>
古くは正岡子規や、夏目漱石も好んで食したという「もぶり飯」。
正岡子規にとっては、母が作った「もぶり飯」は、故郷松山の大切な思い出となっているそう。
もぶり飯に関する俳句も数多く残されているんだとか。
また、最初に松山に来たときに、正岡子規に「もぶり飯」をごちそうになった夏目漱石にとっても特別なものだったそう。
再度松山に訪れたときにもまず「もぶり飯を食べたい」と所望したほどお気に入りの料理となっていたんですって♪
「もぶり飯」のおもしろいところは、先に述べた2つのポイント以外は特に決まりがないため、いろいろなシチュエーションに対応できるということ。
ウニや鯛などの豪華な食材を使えばお祝い料理になりますし、じゃこ天やアジなどのリーズナブルな食材を使えばご家庭でも気軽に作れるんです。
でもせっかくなら一度は、プロの作った「もぶり飯」も味わってみたいですよね!
松山でもぶり飯を味わうなら、二番町にある「すし丸本店」さんがオススメ♪
もぶり飯にお吸い物がついたセットが1,050円(税抜き)で味わえます。
もぶり飯と郷土料理を楽しめる豪華な「松山御膳」(1,950円税抜き)も。
さらに、ランチタイム(11時~14時)はもぶり飯と五色素麺がセットになった「松山鮓セット」(1,400円税抜き)もありますよ。
【店舗情報】
すし丸本店
〒790-0002 愛媛県松山市二番町2丁目3-2
営業時間:月~金 11時00分~14時00分(ランチ営業), 16時30分~22時30分
土・日 11時00分~22時30分
お問い合わせ:089-941-0447
甘めの合わせ酢でつくる酢飯は、小魚のだしが利いて、うまみがたっぷり。
瀬戸の小魚などを使った素朴な味わいが松山らしさを物語っています。
お友達が愛媛に来たら、おもてなしの心を込めて食べさせてあげたい逸品です♡
みなさんも愛媛を訪れた際にはぜひ味わってみてくださいね。
アイキャッチ画像出典:子規も漱石も愛した味 松山鮓(もぶり鮓)とは?|iyomemo(いよめも)
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