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瀬戸内海沿いに横に長い愛媛県。
北部は穏やかな瀬戸内海に面し温暖な気候に恵まれ、南部は霊峰石鎚に守られ台風などの自然災害も少ない愛媛県の県民性は“明るく温厚”という表現をされます。
地震も比較的少なく自然災害に頭を悩ますことが少なかったからかもしれませんね。また、古くから温泉があり、温泉好きでのんびりしている気性の人が多いといわれます。
周りの愛媛県の人を眺めてみると、確かに愛媛県の人は総じて人当たりもソフトで温厚といえますね。
3タイプに別れる愛媛県民の性格
愛媛県の地形は横に長く、東から、東予、中予、南予と3つにわけられます。
実は温厚と言われる愛媛県人の気質も方言同様、地方で少しずつ異なっています。
例えば、臨時収入を得るとお金を使うのが愛媛の県民性と言われていますが、実は地方によってその使い方は異なります。
東予は、古く昔から関西との交流が盛んにおこなわれ、時代の流れに敏感で商人向きの気質が育まれたようです。
その為、臨時収入を得ると「投資して、倍にする」と考える方が多いそうです。
中予は、正岡子規を代表とする多くの文化人が育まれた地域で、城下町特有の温和で争いを好まない文人肌が多いのが特徴です。
その為、臨時収入を得ると「貯蓄して、利息を」とのんびりと堅実なやり方を好みます。また教養を深める事に関心が高い人が多いので、本など情報収集に投資することも多いようです。
南予は、野村など内陸部と八幡浜や宇和島など臨海部で異なります。
農業が主体であった内陸部の人々は真面目でコツコツタイプの人が多く、あまりお金を使いませんが、時に大きな買い物をして周りの人を驚かせることがあります。
反対に、臨海部では、漁業が盛んな為、陽気で豪快な気質の人が多いです。愛媛県人のイメージどおり豪快にお金を使い、なくなったら儲けたらよいと楽観視して「散財する」人が多いようです。
このように明るく温厚な人柄、散財する愛媛県の気質をベースに持ちつつ、地方別に見ていくと上記のような違いが見られるので面白いですね。
優しいからといって油断は禁物!?
人当たりも良く、人付き合いの面でも比較的オープンに接してくれる人が多い愛媛県人。
しかし、のんびりとした見かけに騙され、気さくな態度に気を緩めると、足元をすくわれるかもしれませんよ。
実は情報を収集に長けている県民性で、人間性を疑ってしまうような行動をとってしまうと最後……! あっという間に噂が広まり住みづらくなるなんて事がおこったりするかもしれません。
しまなみ海道が一番最後にできた県だからか、奇抜な事を受け入れづらい保守的な面がある県民性であるため、言動や行動にはくれぐれもご注意。
また、包容力があるからといって甘えていると、思わぬしっぺ返しをくらうかもしれませんよ。
ただ、根は優しい愛媛人。中身が誠実で真面目なら、その人間性を評価してくれるので挽回のチャンスはあります。
まとめ
以上のように愛媛県の県民性を紹介してきましたが、県民性といっても結局のところ人それぞれ。愛媛県に住んでいる人が全て温厚な人とは限りません。
ただ、小学生の学校快適率ランキング3位、中学生の不登校児童の少なさなどの統計データからは自己肯定感の高い子が育まれている事が読み取れ、このことは温厚な県民性を示しているのではないでしょうか。
また、情報に対しては非常に敏感で、保守的というより流れにより添って生きていくといったタイプの人が多く、真面目ではありますが「ガツガツ」せず、いわゆる「ほどほど」に満足し、満員電車に詰められるより路面電車に揺られてのんびりとした生活を好む愛媛県人は、ワークバランスの良い県民性と言えるかもしれません。
そのためか、100歳以上高齢者数(2013年調べ)ランキング6位なのも納得ですね。