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内子町小田に在住している映像作家「Ko-ki Karasudani」さんが、愛媛県内子五十崎で個展を開いています。
五十崎で有名な”大洲和紙”と”ギルディング和紙”を作る職人さんを取材したドキュメント映像です♪
知っているようで知らない、大洲和紙やギルディング和紙についてご紹介します。
「映像の個展」-紙の人びと-
愛媛県内子五十崎(いかざき)地区は和紙で有名な地域です。
大洲和紙を作る「天神産紙工場」
フランスの金箔工芸を施したギルディング和紙を作っている「五十崎社中」
この2社で働く職人さんたちのドキュメント映像作品「紙の人びと」を展示しています。
普段なかなかみることのできない職人さんの姿をみてみませんか?
【情報】
★「映像の個展」-紙の人びと-★
開催場所:天神産紙工場2階「屋根裏のGallery」
住所:愛媛県喜多郡内子町平岡1240-1
開催日時:2021年7月3日〜8月31日→9月5日まで延長決定!
時間:9時〜17時
料金:無料
お問い合わせ:0893-44-2002
どんな個展なの?
愛媛県松山市出身で、現在は愛媛県喜多郡内子町小田にて映像作家として活動している”Ko-ki Karasudani”さんが手掛けました。
内子町五十崎で和紙の制作をしている職人達の美しい手と思いが込められた和紙を作る工程を、会場に設置している和紙スクリーンにて映し出しています。
他にも過去の作品の再編集や実験的試みの映像、過去の制作物の解説パネルや、ドキュメント作品の制作日誌なども展示されます!
“個展”や”展示”といえば写真のイメージですが、Ko-ki Karasudaniさんは映像で展示しています。
写真では伝わらない紙を漉く時の機械や水の音、職人さんの熟練された動きや呼吸、この全てが映像だからみている人に伝わります。
なかなかみることのできない「紙の人びと」の様子をぜひ会場でみて下さい♪
五十崎の和紙について
この個展でも紹介されている
・天神産紙工場
・五十崎社中
を改めて紹介します!
天神産紙工場(てんじんさんしこうじょう)
個展の会場でもある天神産紙工場では”大洲和紙”が作られています!
大洲和紙は正倉院文書に出てくるほど古くからあり、薄くて丈夫、漉きむらがないと言われています。そのため書道半紙は全国の書道家に愛され、障子用紙は寺院や高級住宅などで使われています。
五十崎産紙工場は大正初期に創業し、当時は日本一の規模を誇る手漉き和紙となりました。
水の中に原料を入れ、木枠を揺すって紙を漉く方法を「流し漉き(すき)」と言い、昔からある伝統的な方法です。
毎年5月5日に開催される、400年の歴史をもつ「いかざき大凧合戦」で使う凧もこの五十崎産紙工場で漉かれています!
ところで、天神産紙工場があるのは”旧五十崎町”で大洲ではありませんが、なぜ”大洲和紙”の名前が付けられているのでしょう。
それはこの和紙作りが大洲藩の主要産業のひとつだったからなんです!
紙漉き体験もできたりと、実際に大洲和紙に触れることができます。
貴重な体験ができる場所なのでぜひやってみて下さい♪
紙漉き体験は、土日祝日やお盆、年末年始はお休みになります。
体験料金は1.500円で要予約なのでご注意下さい。
12〜3月は繁忙期のため紙漉き体験はお休みです。
五十崎産紙工場の向かいある「大洲和紙会館」があり、大洲和紙を購入できます♪
大洲和紙会館もお盆と年末年始はお休みです。
営業時間が平日8時30分〜16時30分、土日祝日は9時30分〜16時30分と時間が違うので要注意です。
工場見学も500円でできますよ!
五十崎社中
“ギルディング”という欧州に伝わる金属箔装飾と大洲和紙がコラボレーションしたのが五十崎社中が手掛ける”ギルディング和紙”になります。
額縁などの装飾技術として発展したギルディングは、紙や材木、布に金箔でデザインを施す手法です。
手隙き和紙の柔らかな素材感と、ギルディング箔の力強い存在感が斬新なデザインに魅力されます♪
五十崎社中の代表である齋藤さんと、デザイナーでギルディングされた壁紙をデザインして販売するガボーさんとの出会いからギルディング和紙が誕生しました。
ですがギルディング和紙に関してはゼロからのスタート。
和紙を使った壁紙を作るために町の鉄工所の協力を得て、和紙を乾かしながらローラーで巻く機械を造るところから始まったそうです。
ギルディング和紙を実際に作ってポストカードを作る体験が1.000円で、フォトフレームなどをギルディングで加工する体験は1.500円でできます。
この体験やギルディング加工された製品の販売も、天神産紙工場内にある五十崎社中のショールームにあります!
実際にみて、触って自分だけのギルディング作品を作ってみて下さい♪
Ko-ki Karasudaniさんについて
愛媛県松山市出身のKo-ki Karasudaniさんは、2019年に内子町小田へ移住しました。
現在は小田にある古民家スペース”どい書店”で活動しています。
小田中央商店街「おだらへん」や、愛媛県移住促進動画「えひめ暮らし」など、地元にいるからこそ地域の魅力がたっぷり詰まった動画を作成されています。
まとめ
五十崎の和紙の魅力を知って欲しい、そんな思いが込められた個展になっています。
映像で和紙を知り、実際に和紙に触れてみて下さい!
そして五十崎の和紙をいろんな方に知ってもらいたいなと思います。
【参照】
https://mobile.twitter.com/Westwood9537
https://www.ikazaki.jp
https://doitshoten.com