通常、日本酒を仕込むお米は「酒米」と呼ばれ、ご飯として食べるお米とは違う専用のもの。
しかし、愛媛のある企業が今「ご飯米」で仕込んだ〆に合う日本酒を作るプロジェクトを企画しているんです。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
「ご飯米」で仕込む日本酒とは?
このプロジェクトを発案したのは、愛媛県西条市の「首藤酒造」。
お茶漬けやラーメンなど〆の料理の時にもう一杯飲みたいお酒を開発しようとしているんです!
サラッとした酒質を作り出すため、食用米の「にこまる」を高精米(50%)しています。「愛媛産には愛がある」というキャッチコピーにのっとり、愛媛県産の素材だけで作っているんですよ。
出典:愛媛産には「愛」がある!酒米ではなく「ご飯米」で仕込んだ、〆に合う日本酒 | Makuake(マクアケ)
技術的には製造が可能ですが、お酒を造るためにお米を買い付けるのにお酒ができる前に前払いをする必要があるので、その資金に充てるためにクラウドファンディングサービスを利用しているんです。
首藤酒造について
出典:愛媛産には「愛」がある!酒米ではなく「ご飯米」で仕込んだ、〆に合う日本酒 | Makuake(マクアケ)
首藤酒造は、西日本最高峰の「石鎚山」の麓にあります。
周桑平野や瀬戸内海も近くにあり、農業や漁業が盛んな地域なので美味しい食材が沢山手に入る地域です。
明治34年から創業し、現在は5代目当主になっています。
名代は「寿喜心(すきごころ)」で「おめでたい場面でたくさんお酒を飲み交わしてほしい」という思いで初代首藤重助さんが命名したんだそう。
米本来の旨味を飲み手に伝えるために、その酒に使用する米は米麹、掛け米ともにその品種の米を100%使用することで、使った米の特徴や風味を活かした酒造りをしています。
通常、酒造では杜氏(お酒の醸造を監督する人)を雇いますが、首藤酒造は家族だけでお酒を作っています。
これは、杜氏や蔵人の高齢化を問題視してのことなんだそう。
お酒を造る時に使う「にこまる」は、「きぬむすめ」と「北陸174号」の交配種。
2016年に日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」で特Aを獲得した質の良い米です。
食べたら美味しいお米とは分かっていますが食べた時に美味しく感じる「粘り気」は麹を作る時には「サバケ」の悪さに繋がったり、美味しく感じる「歯ごたえ」は米を蒸した時に感じる「硬さ」に繋がります。
首藤酒造では、様々な工夫を凝らしこれらを乗り越えて「ご飯米」で美味しい日本酒を造っているんです。
返礼品
出典:愛媛産には「愛」がある!酒米ではなく「ご飯米」で仕込んだ、〆に合う日本酒 | Makuake(マクアケ)
プロジェクトでは、寄付金の返礼品をもらうことができます。
返礼品は寄付額によって変わり、醸したニコマル純米大吟醸720㎖1本、ニコマル純米大吟醸+首藤酒造の純米酒・純米大吟醸の2本セットなどが選べます。
まとめ
このプロジェクトはALL in型といい、目標達成の金額に関わらず終了日までに支払いを完了することで支援が成立する仕組みとなっています。
支援の金額もお酒の購入額なので1番安くて3400円〜5940円とお手頃な金額となっていますよ。
クラウドファンディングというと「目標達成しないとお金が支援団体に支払われることがない」、「大きい額を寄付しなければならない」などのイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、
お酒を購入する程度の金額で良いなら手軽に寄付が出来そうですね!
興味があるかたはぜひチェックしてみてください。
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