最近、和食器が再注目されていますね。
それに伴い、愛媛の特産である「砥部焼」も幅広い年代層から人気を集めています。
砥部焼というと「藍色と白!」のイメージですが、近年では女性作家も増え、色鮮やかでかわいらしい作品も増えてきているんです。
今回はそんな砥部焼を作る女性作家グループ「どべりて」についてご紹介します。
ライフ 愛媛県情報
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最近、和食器が再注目されていますね。
それに伴い、愛媛の特産である「砥部焼」も幅広い年代層から人気を集めています。
砥部焼というと「藍色と白!」のイメージですが、近年では女性作家も増え、色鮮やかでかわいらしい作品も増えてきているんです。
今回はそんな砥部焼を作る女性作家グループ「どべりて」についてご紹介します。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
画像はとべりてパンフレットより
とべりては、各窯元の女性作家が「もっと女性作家に発信の場を!」という思い出2013年に立ち上げられたグループ。
代表者の山田ひろみさんは、『砥部焼新作展大賞受賞!山田公夫さんの作品がすごすぎる』でもご紹介した山田公男さんの奥さんなんだとか。
グループ名には由来があって、とべりての「とべ」は、砥部焼の「とべ」。「りて」は作り手の「りて」なんだそう。
年齢もキャリアもさまざまですが、女性ならではの視点で砥部焼を作り続けています。
とべりては、様々な角度から砥部焼の良さを伝える活動をしています。
砥部焼まつりへの出展などイベントの参加のほか、メディアへの出演(NHKにも取り上げられたんですよ!)なども行っているそう。
その他愛媛のアンテナショップなどに置かれるマスコットとして、愛媛のゆるキャラ・みきゃんをモチーフにした作品作りも行っています。
また、過去には「伊予灘ものがたり」とのコラボとして、列車内でとべりての作家さんにレクチャーしてもらいながら砥部焼の絵付け体験ができるツアーなども実施されたんだそうですよ。
とべりてには複数の女性作家さんが所属していますが、その中でも今回は白石久美さんをご紹介します。
やわらかくした化粧土をチューブに入れて絞りだし、立体的に描くイッチンという技法をメインに作品作りを行っています。
シリーズ「青い葡萄」は、青磁と落ちついたゴシック調で彩られた美しい作品です。
最近では、華やかな薔薇が描かれた砥部焼にも精力的に取り組んでいます。
また、実のお父様から受け継がれたつや消し釉薬を使ったシリーズは、すりガラスを彷彿とさせる風合いに染付けが浮かび上がりなんとも涼しげで魅力的な作品です。
また、今年行われる愛媛国体の参加者に贈呈するバッヂも白石さんが製作しているそうですよ。
有名キャラクターのムーミンと砥部焼のコラボ、タオル美術館常設展「ムーミンの世界へ」にも作品を寄せています。
伝統的な砥部焼も素敵ですが、女性作家さんによる色鮮やかでモダンな作品も素敵ですよね。
これからも砥部焼の発展ととべりてさんの活動に注目したいところです。
アイキャッチ画像出典:とべりて-Facebook
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