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うどんと言えば最近ではコシの強い讃岐うどんが人気ですが、愛媛の人は昔から、柔らかい麺を好む傾向にあります。
その代表とも言えるのが、小さなアルミの鍋でじっくり煮込まれた「鍋焼きうどん」。
熱々の鍋焼きうどんは、寒い冬に芯から体を温めてくれる松山市民のソウルフードなんです!
鍋焼きうどんの双璧「アサヒ」と「ことり」
出典:燦道楽綴り
松山で鍋焼きうどんと言えば、必ず名前が挙がる「アサヒ」と「ことり」。ガイドブックを見ても、グーグル先生に聞いたとしても、必ずやこの2店の名前を目にするでしょう。
出典:たのっちブログ
ガイドブックは中立に、それぞれのお店の特徴と味の微妙な違いを教えてくれますよ。どちらもメニューは鍋焼きうどんのみ。
迷う余地はありません❗
あるとしたら、お稲荷さんを付けるかどうかですが、せっかくですから付けて召し上がりましょう🎵
地元の人のお勧めは…
出典:たのっちブログ
もし松山在住の知り合いに、「アサヒとことりどっちがお勧め?」と聞いたとします。もしその人が女性の場合、「うーん、私はことりかな」と答えたとしても、ちょっと待ってください!
それで判断するのは、あまりにも早計です。圧倒的、早計!
その人はかなりの確率で「アサヒ」の鍋焼きうどんを食べたことがありません。
もちろん逆も然り。
実は松山の女子は“「アサヒ」派”と“「ことり」派”に、生まれながらに分類されてしまうんです。
代々伝わる鍋焼きうどん派閥
出典:COPER夜な夜な。
“派閥”……というのには大げさですが、「アサヒ」派か「ことり」派か、それは母から、もしくは祖母から代々伝わる習慣によるところが大きいんです。
そして、大人になっても、なぜかその“派閥”が変わることは滅多にありません。自分は「ことり」派だけど連れは「アサヒ」派……。鍋焼きうどんを選びません。
「鍋焼きうどん食べに行く?」じゃないのです。「ことり(アサヒ)行く?」なんです。
「アサヒ」と「ことり」は松山の繁華街、銀天街の路地をちょっと入った場所に、ほぼ斜め向かいと言っても良い場所に軒を連ねています。どちらの店先からも、相手のお店を目の前に見ることができます。
でも、変えない。松山の女子、意外と頑固なんです✨
まとめ
「アサヒ」も「ことり」も、昭和の時代から長く続く老舗の鍋焼きうどん屋さん。
2018年1月20日放送の「王様のブランチ」では、「ことり」が紹介されていましたが、どちらが美味しい!と比較はできないものなんのです。
実際に行ってみれば本当に驚くほど目と鼻の先で、お互い鍋焼きうどん一筋でここまで長く続いているのは、ずっと変わらない味にそれぞれのファンが時代を超えて付いているからでしょう。
さて、それを踏まえてどちらがお勧めか。
ぜひぜひ、“母からの呪縛”に囚われない中立な舌で、どちらも味わってみてくださいね。