愛媛県のスーパーには必ずと言っていいほど置かれている「松山あげ」。
普通の油揚げとはひと味違うんです。何にでも合うし、調理も楽チン♪ 今回は松山あげについて詳しく調べてみました。
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愛媛県のスーパーには必ずと言っていいほど置かれている「松山あげ」。
普通の油揚げとはひと味違うんです。何にでも合うし、調理も楽チン♪ 今回は松山あげについて詳しく調べてみました。
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目 次
「松山あげ」は愛媛県の「程野商店」が明治時代から作りつづけているロングセラー商品。
まるで乾燥しているかのような見た目。軽くて触った感じもパリッとしています。
一般的な油揚げとは随分違っているように思えますが原材料は一緒。そもそも油揚げは豆腐を揚げたもの。材料は厚揚げ豆腐と同じなんです。
松山あげが普通の油揚げと違うのは豆腐の薄さ。豆腐を薄さ3ミリほどに切り、ギリギリまで圧縮して水分を抜いてから菜種油で揚げています。
使われる豆腐はこのために特別に作られたもので、豆腐を薄く切るには熟練の技が必要。どこでも作れるものではないんですよ✨
松山あげは見た目こそ特殊ですが、一度料理に使うと手放せなくなるたくさんの魅力をもった食品なんです。
松山揚げの魅力は調理したとき最大限に発揮されます。
汁物などに入れると、パリパリサクサクの状態からお餅のように弾力のあるモチモチ食感に!!
一度これを体験してしまうと他の油揚げでは満足できなくなってしまうかもしれません……!
松山あげは常温で3ヶ月も保存可能! 筆者は冬場になると必ずストックを買って重宝しています♡
秘密は製造過程で使われる菜種油。菜種油は酸化しにくいため保存性が高いんです。そのうえ、水分が少ないので腐りにくく長く保存できるんですよ。
一般的な油揚げが1週間前後で賞味期限切れになることを考えると、松山あげは経済的でお財布に優しい♪
常温OKなので冷蔵庫で邪魔にならず、汁物などにちょっと入れたいときにすぐ取り出して使えるので便利ですよ。
油揚げは調理前に軽く湯通しする「油抜き」が必須。あれって意外と面倒くさいんですよね~。
松山あげは、薄いので油の吸収が少なく油抜き不要! そのままポンっと入れるだけでいいんです。
そのままでも食べられるので、アレンジの幅も広がりますね♪
熊本で食べられている「南関あげ」。松山あげがルーツと言われているんです。
確かに薄くてパリッとした見た目は松山あげにそっくり。
一説によると1637年の「島原の乱」により人口が減ってしまった熊本に伊予の人々が大勢移り住み、製法を伝えたと言われています。
出典:枝豆ご飯 程野商店
松山あげは、約14×20cmの大判、約11×15cmの小判、小さくカットされたきざみ、細長くカットされた糸切りなど、ラインナップ豊富。料理に合わせて選べます。
スタンダードはやっぱり味噌汁などの汁物。常備しておけば、具が欲しいなと思った時にパラパラっと入れるだけで豪華な一品に。
煮物に入れるのもおすすめ。筆者は小松菜の煮浸しや、肉じゃがなどに入れたりもします♪ 冬場は愛媛の郷土料理「芋たき」にも。炊き込みご飯に入れればコクが出ます。
鶏肉の代わりに松山あげ、玉ねぎ、出汁などで煮て、最後に卵を溶いて作る「松山あげ丼」も美味しいですよ。
松山あげは手で砕けるので、大きさを変えるのも簡単。袋の下に細かく残った欠片をそのままサラダにかけて、クルトンのように食べてもgood! 余すことなく味わえます。
ぜひいろいろ試して自分なりのレシピを考えてみて下さい♡
松山あげは、愛媛に限らず全国各地のスーパーやアンテナショップでも販売されています。
公式HPでは購入できる店舗がチェックできます。
また、程野商店のオンラインショップでも購入可能ですよ。
手軽に使えてなんにでも合う松山あげ。
今なら愛媛の特産品が詰まった「仕送りセット」の中にも松山あげが入っていますよ!
気になった方はぜひチェックしてみてくださいね♪
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