「地元民が愛してきたお菓子を守りたい」
一度は販売終了となった西条市銘菓「たぬきまんじゅう」、昔と変わらず味と姿で復活していますよ~♪
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
西条市銘菓「たぬきまんじゅう」
「たぬきまんじゅう」は、西条市大気味神社に語り継がれている「喜左衛門(きざえもん)狸」をイメージキャラクターにしたおまんじゅうです。
白餡に卵黄と水飴、葛などを加えた桃山生地で、ほどよい甘さの餡子を包んでいます。食べやすい一口サイズで、お茶菓子にぴったり。
ひとつずつ愛嬌のある喜左衛門狸のイラストが印刷された包装紙にくるまれていて、お土産としても配りやすいんです。
1932年に販売され、西条市のお土産としており永く愛されてきました♡
ロングセラー商品が突然の販売終了
そんなロングセラーの人気商品にも、危機が訪れました。
2018年の7月に、後継者不在のため惜しまれながら販売終了となったのです。
高齢化が進む日本では、あちこちで「後継者不在」という言葉を耳にするようになりましたが、地元で人気のお店でもそういったことがあるのですね。
「たぬきまんじゅう」の復活!
販売終了を告げられたのが現「たぬき本舗」の森社長。「地元民に愛されたお菓子を残すべきだ」と事業継承を決意されたとか。
元製造会社から工場を買い取り、従業員を雇い入れて、以前と同じ仕入先から原料を仕入れて、昔と変わらずたぬきまんじゅうを製造販売しています。
「たぬきまんじゅう」が買える場所は?
西条市丹原の製造工場にある直営店舗、西条市西田の西条観光交流センターで販売中。
今後は、松山市内での販売網を増やしていったり、インターネットショップでの販売も考えたりしているそうです♡
お値段は、8ケ入が540円(税込583円)。お土産で配りやすい20ケ入1,300円(税込1404円)もあります。
お手頃価格で、ちょっとした手土産や、愛媛旅行のお土産にも良いですよね!
新商品「必勝たぬきまんじゅう」も発売
さらに、たぬきまんじゅうの新商人も登場しました。
その名も「必勝たぬきまんじゅう」(5個入り1,296円)。たぬきまんじゅうが縁起物として勝負事の前に食べられていることから、開発に至ったのだそう。
大きさも通常のたぬきまんじゅうの3倍、縁起の良い勝栗入りで、表面には「必勝」の焼印がはいっています。
栗の風味を感じられるように甘さ控え目になっています。
まとめ
たぬきまんじゅうというと、喜左衛門狸が出演している「たぬきまんじゅう♪たぬきまんじゅう♪」のCMを思い出します。
素朴であとを引くおいしさの懐かしい味。販売終了と聞いたときは寂しい思いでしたが、「守りたい」という気持ちから復活させてくださった森社長さんにはありがたい気持ちでいっぱいです。
地元でも、いろんな方から「ありがとう」と声をかけてもらっているのだとか。市内でも、人気の大衆食堂が後継者不在で閉店し、その後、有志による復活したお店がありました。
すべてがそんな風にうまくいくとは限りませんが、消えるものをただ惜しむだけでなくできる限り動いてみることも大切なのかもしれませんね。
こちらの記事もオススメです
この記事が気に入ったらいいね!しよう
DO?GO!愛媛の最新記事をお届けします