梅雨の風物詩といえば「あじさい」ですよね。
毎年5~7月ごろに開花し、6月上旬~7月上旬まできれいな花を見ることができます。
愛媛県でも総合公園のあじさいが見頃を迎えていますよ。
レジャースポット 愛媛県内
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梅雨の風物詩といえば「あじさい」ですよね。
毎年5~7月ごろに開花し、6月上旬~7月上旬まできれいな花を見ることができます。
愛媛県でも総合公園のあじさいが見頃を迎えていますよ。
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今回あじさいを見に訪れたのは、松山総合公園。
「紫陽花園」があり、いろんな種類のあじさいが植えられているんですよ。
紫陽花園までは徒歩4分ほどの距離がありますので、途中まで車で登って総合公園内の駐車場に停めてから歩くことをおすすめします。
向かう途中にも鉢植えのあじさいが見られますよ。
紫陽花園は展望台への階段を登ったところ。頑張って歩きましょう!
種類が看板にまとめられていました。
公園内には、12種類のあじさいが植えられているみたいです。
スマホで看板の写真を撮っておいて、スタンプラリーのように探すのも楽しそう♪
これはヒメアジサイ。花房が5個に分かれているのが特徴です。
やや早咲きの種類だそう。
こちらはクリスマスという種類のようです。
色鮮やかなグラデーションがきれいですね。
カシワバアジサイ。その名の通り柏のような葉っぱの形が特徴的。
花が終わっても秋には紅葉が楽しめます。
こちらは、ガクアジサイ。
ガクアジサイに限らず、あじさいの花びらに見えるところはガクが大きく発達したもので「装飾花」と呼ばれています。中心の小さな花が真花です。
ガクアジサイの場合、中心の花は退化していて実を作ることはありません。
そのかわり、装飾花にぐるりと囲まれている真ん中のつぶつぶとした丸いものがあります。
これは、雄しべと雌しべ両方を有している真花で、たくさんの実を作るんですよ。
まだ咲きかけているところもあったので、7月上旬まではまだまだ楽しめそうです。
あじさいを鑑賞するときに知っていると感心されるかもしれない豆知識をご紹介します。
これは知っている方も多いかもしれません。
色鮮やかなあじさいの色は、土の酸性度によってきまっています。
酸性だと青、アルカリ性だと赤(ピンク)に変化しますよ。
あじさいとカタツムリがセットで描かれているイラストを見たことがあるかもしれません。
しかし、実際にはあじさいにカタツムリがつくことはないんです。
あじさいの葉には、カタツムリとって有害な成分を含んでいるので、カタツムリがあじさいの葉を食べることはありません。
あじさいという言葉は、「あづさい(集真藍)」が変化して生まれたものという説があります。
「あづ」は集まるを意味しており、「さい」は「さあい(藍色)」が簡略化されたもので、藍色(あいいろ)の花を意味していると言われています。
この由来が正しいとするならば、あじさいが名付けられた地域は酸性の土だったのかもしれませんね。
ちなみに、英語であじさいは「hydrangea(ハイドランジア)」といいます。
これはギリシャ語に由来していて、水を意味する「hydro(ヒドロ)」と器を意味する「angeion(アンゲイオン)」が合わさったもので、直訳すると「水の器」となります。
あじさいの栽培には、たっぷり水が必要なので、このように名付けられたそうです。
万葉集では、「味狭藍」もしくは「安治佐為」と表記されています。
では現在、日本で広く使われている「紫陽花」はどこから来たのでしょう。
「紫陽花」の表記は中国から伝わったものと言われていますが、中国であじさいは「额头绣」で「紫陽花」とは書きません。
紫陽花にまつわるこんな漢詩があります。
平安時代の学者・源順が、唐の詩人・白居易に花(あじさいのように見える、実際には沈丁花だったとも言われています)の名前を尋ねました。
詩人も名前を知りませんでしたが「紫陽花」と答えました。それを聞いた源順は、「紫陽花=あじさい」だと勘違いしたそうです。
勘違いから生まれた漢字が今も日本で使われ続けているのは、白居易に日本人の心を打つ名づけのセンスがあったからでしょうね。
松山総合公園のあじさいの様子と豆知識をご紹介しました。
自粛ムードが解かれつつある今、人が集まるところにはまだ行きにくいかもという方は、お家の近くで自然と触れ合ってみてはいかがでしょう。
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