愛媛県伊予市にある「栗の里公園」が鹿の譲渡先を募集しています。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
貰い手募集。伊予市栗の里公園が無料で鹿を譲渡
伊予市栗の里公園内の鹿牧場では、40頭の鹿が飼育されています。
鹿と触れあえるめずらしい牧場とあって、観光客や地元民にも親しまれてきましたが、現在は存続の危機にあるそう。
西日本豪雨による斜面の土砂崩れや施設の老朽化による修繕費や、餌代などの費用がかさんだ結果、やむを得ず鹿の貰い手(法人または団体)を探すことになったんです。
希望者は無料で鹿を譲り受けることができますが、譲渡には以下の条件があります。
①譲渡された鹿を、責任を持って飼育又は活用する法人及び団体
②譲渡された鹿を、自然解放しない旨の誓約書を記入及び提出した者
③譲渡費用は原則無料としますが、引き取り等に関する実費等は協議によるものとし、譲渡先に負担が生じることがあります。
④引き取りの時期及び方法等は、協議によるものとします。
譲渡に関する問い合わせは、市経済雇用戦略課(089-982-1120)まで。
現在、保育園などからの応募が寄せられているそうです。
飼う前に、知っておきたい鹿の生態
どんな動物を飼育する場合にもそれなりの覚悟が必要。
飼うことを検討している方は、鹿の生態を知って心構えをしておきましょう。
食事量が多い
シカは木の葉などを主食とする動物。大人の鹿では1日あたり3~6キロ食べることもあります。そのため、餌が豊富に用意できる環境を準備する必要があります。
寿命が長い
鹿の寿命は長く20年生きた個体もいるほど。最後までお世話できるかどうかも考えなければなりません。
繫殖力が高い
鹿のメスが一度に生む子供は1頭~2頭です、が妊娠率が高いことから繁殖しやすく、場合によっては去勢手術を行わなければならないこともあります。
ジャンプ力が高い
高いジャンプ力を持ち、助走なしで150cm以上飛ぶこともあります。そのため広々とした飼育環境と高い柵が必要です。
動物の命を預かる以上、自分にとって都合が悪くなったからといって自然に放したりしてはいけません。
飼えるかどうか心配な場合は前もって専門家に相談しましょう。
鹿牧場以外にも!栗の里公園の魅力
鹿の譲渡を決めた栗の里公園ですが、鹿牧場以外にも魅力をもった場所なんです。
すべりだいなどの遊具があり、お子さんの遊び場としてはもちろん、春はお花見スポットとしても人気です。
さらに、愛媛ではめずらしい植物園「なかやまフラワーハウス」も。南国を感じさせる大きなバナナの木や熱帯植物がみられる素敵な場所です。
温室内にはジャズが流れ、とてもいい雰囲気ですよ。
まとめ
栗の里公園のみなさんが愛情をもって育てた鹿。
鹿牧場がなくなってしまうのは残念ですが、鹿たちが幸せに暮らせる場所が見つかるといいですね。
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