鷹ノ子町に「国際交流会館」もあり、愛媛大学に通う大学生もいらっしゃいます。
そんな「国際交流会館」との留学生と何度か交流が有り、「愛媛に対する思い」をヒアリングしたことがある筆者ですが、実査に留学生は愛媛に対してどのような印象を持っているか、ご存じでしたか?
ライフ 愛媛県情報
3377view
鷹ノ子町に「国際交流会館」もあり、愛媛大学に通う大学生もいらっしゃいます。
そんな「国際交流会館」との留学生と何度か交流が有り、「愛媛に対する思い」をヒアリングしたことがある筆者ですが、実査に留学生は愛媛に対してどのような印象を持っているか、ご存じでしたか?
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
愛媛県民にかぎらずですが、中国人やモンゴル人の留学生の方がよく語るのが、「愛媛の人は何を考えているか分からない!」という意見。
日本には「侘び寂びの心」があり、「空気を読む」という言葉がありますが、これはもちろん外国の方にとっては“難しいこと”なんです。
たとえば、ある中国人の女性が大学構内で「李さん、また来週飲みに行きたいね!」と聞いて、李さんは「やった! 来週も一緒にご飯に行けるんだ」と認識しているのが一般的。
ただ、日本人には「社交辞令」という言葉があるので、李さんは「結局、来週も飲みに行きたいねと言われたけど、あれから一度も飲んでないヨ?」と不満気だったりします。
外国人は言葉もストレートな傾向があり、「結論→理由」が一般的なのに対して、日本は「理由→結論」という順序が違うのも有名ですね。
「日本人、顔ではニコニコ! でも思ってること違う!」という留学生の方の意見もあるので、コミュニケーションがうまく取れないことが「愛媛」もとい、「日本人」に対する思いでもあったりするんです。
また、愛媛に対する直接の不満は「方言がわからない!」とのことでしたが、これは馴染むまでに個人差もあるようです。
あるカンボジア人留学生のAさんは、東京に留学していたこともあったのですが、学部の関係で愛媛大学に留学してきました。
そのAさんが言うには、「愛媛の人は本当に親切!」という点。
そもそもカンボジア人と日本人は“仲良くなりやすい”というところもあるのですが、特に、のんびりと温和な愛媛県民と相性がいいようです。
また、なんだかんだ不平や不満を主張する中国人の留学生ですが、林さんという元・留学生は「愛媛の人、温かい。優しい。もっと見習いたい」と、にこやかな笑顔を浮かべておられました。
また、通りすがりの愛媛のある人が、留学生の交流の際に「政治では対立しよるけど、人間同士としては仲良しや。それでいいんや」と言っていたのも印象的。
はにかみつつ笑顔で返していた中国人留学生には、その瞬間、どんな気持ちだったのでしょうか?
外国人は日本に対して、色々なことを思っています。ただ、日本、そして愛媛に留学に来るということは、「日本を理解したい」という思いがあるからではないかと何度か実感しました。
政治上・外交上では“敵意がある”と思い込みがちですが、実際に留学生と触れ合ってみると、我々も違った思いを感じられるものですよ。
※記事内画像はイメージ画像です
この記事が気に入ったらいいね!しよう
DO?GO!愛媛の最新記事をお届けします