「愛媛県松山市」と聞いて思い浮かべるものはなんですか?
「みかん」「鯛めし」「坊ちゃん列車」
いろいろイメージするものはありますが、松山市民にとって「俳句」はとても大切で身近なものです。
松山は「俳句の町」! そして、松山市民は松山市出身の俳人「正岡子規」をこよなく愛し、尊敬しているのです!
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「愛媛県松山市」と聞いて思い浮かべるものはなんですか?
「みかん」「鯛めし」「坊ちゃん列車」
いろいろイメージするものはありますが、松山市民にとって「俳句」はとても大切で身近なものです。
松山は「俳句の町」! そして、松山市民は松山市出身の俳人「正岡子規」をこよなく愛し、尊敬しているのです!
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
そんな正岡子規を愛してやまない松山市民もびっくりな大ニュースが発表されました。
それは、子規の未発表の句の大発見!
松山市にとって、徳川家の埋蔵金が発見されるのと同じくらい(?)の驚きと嬉しさです!!
この大発見の句は、正岡子規が亡くなる前年の1902(明治34)年正月に作られました。
書かれていたのは「歳旦帳(さいたんちょう)」という訪問者の名前を書くノートのようなもの。子規は明治27年に東京都大東区の子規庵に移り住み、34歳で亡くなりました。
この歳旦帳は子規庵の玄関に置かれ、その余白に未発表の句は書かれたんだとか。
晩年子規は寝たきりだったので、たまたま体調が良い時に書いたのではとも推測されています。
病床なのに、ノートの余白にさらっと俳句を書くなんてさすが子規!ですよね。
復本一郎・神奈川大名誉教授(国文学)が調査の結果、以下の5つの句が筆跡などから正岡子規の句と判明しました。
〈寝後れて新年の鐘を聞きにけり〉
〈暗きより元朝を騒く子供哉〉
〈うらうらと初日の影や枯木立〉
〈初夢や巨燵ふとんの暖まり〉
〈留守の戸に名刺投込む御慶かな〉
う~ん、俳句初心者にもその当時の正月の風景が目に浮かんでくるような句!
晩年の子規はわかりやすい句を作っていたのだとか。それも子規が私たちに親しまれている理由でしょうね。
今回この未発表の句と共に、2点の自画像も発見されました。正岡子規といえば、学校の教科書などに載っている横顔の写真がありますよね。
子規はその写真を気に入っていて、参考にして書いたんだとか。
なんだか親近感が湧いちゃうエピソードですよね。
出典:子規・漱石生誕150年記念の取り組み 松山市ホームページ
今年は正岡子規生誕150周年で、生誕地である松山市ではさまざまなイベントが行われています。
子規記念博物館では常設展のリニューアルをしたり、記念の五色そうめんを発売したり、松山は市も企業も市民も、子規の生誕150周年に力をいれまくっています。
そんな中でのこの子規の未発表の句の大発見!
松山はこの大発見を機にますます子規フィーバーで盛り上がること間違いないでしょう。
そもそも松山市は正岡子規の生誕地として、俳句に力を入れています。
松山市民も小学校1年生から季節ごとの俳句を作り、街には俳句ポストがおかれ、繁華街の電光掲示板や路面電車にもどど~んと俳句作品が掲載!
あなたもこの機会に正岡子規の俳句にふれ、俳句を詠んでみてはいかがですか?
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