幻の高級魚「スマ」。生で食べればマグロのトロに匹敵する美味しさともいわれています。
しかし、その漁獲量は少なく、一般の市場に出すのは難しいといわれてきました。
そこで愛媛県は、スマの養殖にチャレンジ。2016年にはスマの完全養殖を実現しました。
それから4年、ついに養殖スマの一般販売が開始されることになったんです。
グルメ 愛媛のご当地
6613view
幻の高級魚「スマ」。生で食べればマグロのトロに匹敵する美味しさともいわれています。
しかし、その漁獲量は少なく、一般の市場に出すのは難しいといわれてきました。
そこで愛媛県は、スマの養殖にチャレンジ。2016年にはスマの完全養殖を実現しました。
それから4年、ついに養殖スマの一般販売が開始されることになったんです。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
スマは、サバ科の魚。そのためサバ特有の縞模様があります。
背びれはカツオ、尻尾や頭はマグロに似て、大きいものなら全長1mになることも。
「全身トロ」と称されるほど、脂がのった身が特徴で、食べるなら断然お刺身がおすすめ!
とろけるような舌触りは、まさしくトロのよう。アラからは、とっても旨味のある出汁が取れますよ。
希少な天然スマは、幻の高級魚とされていましたが、愛媛県が養殖に成功したことで、一般への流通が実現したんです。
愛媛県では、2013年から、スマの完全養殖の取り組みに着手。愛媛大学と共同のもと、愛南町を拠点とした養殖を行っています。
そして2016年、ついにその努力が実り、世界で初めて高級魚スマの養殖に成功したことで愛媛は一躍有名に。
大々的にニュースなどで取り上げられたので、覚えている人も多いかもしれませんね。それほど画期的な出来事だったんです。
以降、定期的に出荷販売されていましたが、専門店や百貨店が主な出荷先でした。2.5kg以上、脂肪含有率25%以上というブランド基準も高いハードルとなっていたようです。
2019年まで実施されていた実証実験が終わり、2020年、ついに養殖スマの一般販売が開始!
私たち一般の消費者も、手軽にスマを購入することができるようになったんです。
愛媛県内では、スーパーマーケットや百貨店の鮮魚コーナーにスマのお刺身やお寿司が置かれています。
写真は高島屋地下一階の食品売り場で購入した「媛スマ」のお寿司。
愛媛の新鮮な魚を扱うサイト「宇和海とれとれ旬の味覚」でも、養殖スマが販売されていますよ。
丸ごと1尾と下処理済の真空パックがあり、どちらも冷蔵保存可能です。
幻の高級魚をスーパーで買ったり、家庭で捌いて食べられるなんて、愛媛の水産業の賜物ですよね。
試作段階ですが、スマの生ハムも作られているそう。これからますます身近な魚になりそうです。
この記事が気に入ったらいいね!しよう
DO?GO!愛媛の最新記事をお届けします