愛媛県大洲市は古い町並みや風情があって、落ち着いた雰囲気を持っている町です。
そのことから「伊予の小京都」とも呼ばれているんですよ。
今回は大洲市の象徴でもある「臥龍山荘」についてご紹介をします♪
レジャースポット 愛媛県内
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愛媛県大洲市は古い町並みや風情があって、落ち着いた雰囲気を持っている町です。
そのことから「伊予の小京都」とも呼ばれているんですよ。
今回は大洲市の象徴でもある「臥龍山荘」についてご紹介をします♪
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
出典:臥龍山荘公式サイト
臥龍は江戸時代から大洲で最も優れた景勝地であると、当時の人々にも愛されていました。
現在ある山荘は明治時代に、貿易で成功した河内寅次郎がここを素晴らしい景勝地だと気に入って、老後に過ごすために建てたものなんだとか。
明治30年頃から10年もかかって作られたものなんだそうです!
昭和60年には臥龍院と不老庵が愛媛県の有形文化財に指定されています。
【アクセス情報】
臥龍山荘
〒795-0012 愛媛県大洲市大洲411−2
開園時間:9時~17時(年中無休)
観覧料:大人500円、子ども200円
出典:臥龍院
臥龍院は河内寅次郎が最も愛した建物。
それだけに、細部にまで計算尽くされて建てられているんです。
屋根は茅葺で銘木を使用しています。
中は鳳凰の透かし彫りや季節ごとに彫られた彫刻が目を引きますよ。
出典:知止庵
中国ではコウモリは縁起が良いとされており、引手にはコウモリの細工がしてあったりします。
この臥龍院は4つの間からできています。
まずは、「迎礼の間」。
臥龍院の玄関で天井にも細工があります。
次に「清吹の間」。
夏をイメージしていて、涼しげな細工があります。
そして「壱是の間」。
格調高い書院座敷で、丸い窓など桂離宮様式で作られています。
最後に「霞月の間」。
京都大徳寺玉林院の霞床の席からヒントを得て作られたんだとか。
丸窓が月明りのように見えるしかけがあるそうですよ。
他にも臥龍院と同じ時期に建てられた「知止庵」という浴室もあります。
今は改造されて茶室になっているんだとか。
出典:不老庵
不老庵は下が川の崖の上に数寄屋造りで建てられていて、庵を川に浮かぶ船のように見立てて作られています。
天井は1枚張りで船底のような形をしています。月が昇った時に、庵の下の川に映った月の光が、天井に反射して部屋が明るくなるしかけがあるのだとか☆
またこの庵の裏の外側には、生きた槇の木をそのまま使用した「捨て柱」と言われるものが見られます♪
不老庵ではお茶席も楽しめます☆日曜日・祝日(4月~10月)は9:30~15:30まで400円(創作和菓子付)でいただけます♪
出典:庭園
蓬莱山(蓬莱島)を中心として自然美を生かし、周りを山や川に取り込まれた壮大な借景庭園です☆
石積みにも工夫が凝らされ、「乱れ積み」、「末広積み」、「流れ積み」という積み方の中にチシャの木が共存しているんです!その石垣の中に石臼があったり、船に見立てた石があったりします☆
また飛び石には、伽藍礎石、手鞠石、石臼、伊予上灘産のげんだ石が絶妙な配置でしかれています。
牡丹苔と呼ばれる苔は、普通形成に100年以上かかるのに、この庭園では60~70年でできているそうです☆
秋になると様々な樹木が紅葉して、さらに庭園は美しくなるそうですよ♪
自然の美しさと考え抜いて作られた建物や庭から成る臥龍山荘。
あなたも伊予の小京都で景勝地を楽しみに行きませんか?
アイキャッチ画像出典:写真AC
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