柑橘の栽培が盛んな愛媛県。いよかん、媛まどんな、デコポンなど種類の多さが魅力です。
今回はそんな中でも、とりわけめずらしい“フィンガーライム”をご紹介します。
グルメ 愛媛のご当地
4706view
柑橘の栽培が盛んな愛媛県。いよかん、媛まどんな、デコポンなど種類の多さが魅力です。
今回はそんな中でも、とりわけめずらしい“フィンガーライム”をご紹介します。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
フィンガーライムは、オーストラリア原産のフルーツ。
特徴は果肉の形状で、つぶつぶとしたその形から“森のキャビア”と呼ばれることもあるんです。
有名なフランス人シェフが料理に使ったことから一躍有名になり、主に高級レストランで使われています。
愛媛県では八幡浜市の「梶谷農園」などでつくられていますが、栽培の難しさから、なかなか市場には出回っていません。
DO?GO!愛媛でも2018年にフィンガーライムについて取り上げていましたが、見つけられずにいました。
そんな中、ついに今治市の直売所「さいさいきて屋」でフィンガーライムを発見!
シークワーサーやすだちなどの柑橘と並んで陳列されていました。
価格は8本ほど入って1,000円。なかなかの高級品です。
パウチされた冷凍タイプもあり、お土産にもよさそうですよ。
というわけで、念願のフィンガーライムを食べてみました。
見た目は、細長い形で本当に指のよう。
パックに入っているのは全て同じ種類のはずですが、濃い緑、鮮やかな緑などの色が混じっています。
普通のライムと比べると形の違いが分かりやすいですね。
フィンガーライムは柑橘というよりも、唐辛子や獅子唐のようです。
断面もこの違い! 果肉の形が全く違います。
他の柑橘のように、じょうのう膜(果肉が入った袋)はありますが、薄く目立ちません。
ギュッと押しだすと粒があふれますが、押し出さなくても、置いておくだけで粒がワラワラと出てきてびっくり!
その様子がまるで生き物のようで、しばらく眺めてしまいました。
粒は想像していたより硬く、キャビアやとびっこなどの魚卵に近いかも。プチプチした歯ごたえがクセになりそうです。
噛んだ瞬間に広がる香りは、ライムよりも野性味があり、エスニック料理に合うかも。
また、魚料理とも相性がよさそう。白身のお魚や、油ののったブリなどのお寿司のトッピングにするといいかもしれません。
炭酸水やスパークリングワインに入れるとおしゃれ。
粒を押し出して、シャンパングラスの底に出してみました。見れば見るほど不思議な果肉です。
粒がぎゅっと詰まっているので、1/2の量で十分!
そのまま入れただけでは、あまり香りが立たないので、潰したものを少し入れるのがおすすめです。
シュワシュワ感に果汁の爽やかさが加わって、おしゃれなドリンクになりました。
炭酸を注いですぐは、粒がふわふわと上下に移動します。
一粒の果肉に果汁がたっぷりと入っているので、すぐに沈みますが、沈んでいる状態もおしゃれかもしれません。
独特の風味と酸味はサラダにも。梨とかぶのサラダに相性ピッタリでした。
めずらしいフィンガーライム。ワイルドな味わいでクセになりそうな味わいでした。
二年前は目にすることもなかったフィンガーライムですが、これからどんどん市場に出回って、地元企業とコラボした製品開発に発展するかもしれません。
いろんな可能性を秘めたフルーツ、一度試してみる価値はありますよ。
この記事が気に入ったらいいね!しよう
DO?GO!愛媛の最新記事をお届けします