朝晩が冷え込むこの時期に食べたくなる「おでん」♡
愛媛のおでん事情は、他の地域とはちょっと変わっているんです。
グルメ 愛媛のご当地
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朝晩が冷え込むこの時期に食べたくなる「おでん」♡
愛媛のおでん事情は、他の地域とはちょっと変わっているんです。
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愛媛のラーメン屋、うどん屋さんには必ずといっていいほどおでんが置かれているんです。しかも冬期限定ではなく通年置いているお店が多いんですよ。
メインの料理が運ばれるまでに楽しんでもらうためにという意図で置いてあるそう。
県外でも、麺料理店におでんが置いてあることはありますが、愛媛はその数がとても多いんです。
おでんの薬味といえば黄色い辛子が定番ですが、愛媛は白っぽくて甘~い辛子味噌が主流。
和辛子に味噌・酒・醤油・砂糖をまぜたもので、宇和島など南予地方では「みがらし」と呼ばれています。
お出汁との相性がよく、「これがないとおでんを食べた気がしない!」という人もいるほど、愛媛のおでんには欠かせないものなんです。
2017年には、カルビーから愛媛のご当地ポテトチップスとして、「おでん辛子味噌味」が販売されたことも。
手作りする家庭もありますが、ギノーの「おでんみそ」を使う方が多いです。愛媛のスーパーでは秋ごろになると、店頭におでんみそが並びます。
関東のおでん出汁は、カツオや昆布をベースに濃口醤油で味付けをするのが一般的。
愛媛は煮干し出汁をベースに薄口醤油やみりん、砂糖で味付けした甘くてコクのあるおでん出汁が人気です。
うどんや唐揚げも甘くしてしまうほど、とにかく甘いもの好きな県民性が表れていますよね。
コンビニのおでんも地域の味覚にあわせて作られていて、愛媛を含む中四国エリアでは煮干しの風味の出汁が使われています。
地域性が出るおでんの具材。愛媛は具材も独特なんです。
愛媛ではおでんに「じゃこ天」を入れることも。
特に南予の家庭に多く、魚の出汁と油がお出汁に染み出して味がよくなるんです。
じゃこ天以外にも練り物がたくさん入っているのも特徴。
セブンイレブンのおでんには、愛媛など四国限定で「かく天」という練り物が入っています。
もう一つ、愛媛のおでんに欠かせないものが「じゃがいも」。
肉じゃがなどにも使われるじゃがいもは、出汁がしっかり染みてとっても美味しいんですよ。
おすすめはメークイン。煮崩れしにくいので、2日目のよく煮込んだおでんでもホクホクのじゃがいもが味わえます。
関東で人気の「ちくわぶ」は愛媛では不人気。
おでんに入れる家庭が少なく、食べ慣れないことから苦手な方が多いんです。
練り物の一種ではありますが、はんぺんも同じ理由で好んで食べる方は少ないようです。
地域性バリバリな愛媛のおでん事情。
愛媛旅行の際には、鯛めし、鍋焼きうどんとあわせて“愛媛おでん巡り”を楽しんでみてはいかがでしょう。
コンビニおでんも地域によって出汁や具材が違うので、他の地域との食べ比べをしてみてもいいかもしれませんね。
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