人間のパートナーとして昔から私たちと共に生きる「猫」。
そんな猫が古くから愛されていたと考えられる歴史的資料が愛媛県松山市にあるんです。
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人間のパートナーとして昔から私たちと共に生きる「猫」。
そんな猫が古くから愛されていたと考えられる歴史的資料が愛媛県松山市にあるんです。
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愛媛県松山市道後にある「湯築城跡(ゆづきじょうあと)」。ここで見ることができるのが「猫の足跡付きの土師器(はじき)」です。
誰がみても「猫の肉球」と分かるくらい、クッキリと足跡がついています。
城跡の中心部分に当たる丘陵西側から出土品の中に混ざっていたもので、本来は1/3ほどの破片でしたが、足跡のある破片をくっつけて丸皿として展示されているんですよ。
土師器(はじき)は奈良時代や平安時代に作られた、弥生式土器に似た素焼きの土器のこと。
土師器を作っているときに、たまたま猫が横切って行ったのでしょうか。作っていた人も可愛いと思って壊さずに残していたのかも。
今でこそお皿に柄や模様があるのは当たり前ですが、作られた当時は評判が凄かったかもしれませんね♪
湯築城跡は愛媛県松山市道後公園内にある城跡です。
伊予国は平安時代から戦国期である12世紀末から16世紀末までの約400年間、河野氏によって支配されていました。
河野氏は、その間の南北長期から戦国期の約250年間、湯築城を居城としています。
何代も河野氏が湯築城を納めていましたが、全国統一を目指していた豊臣秀吉による四国攻めで湯築城を明け渡し、河野氏による伊予国支配の時代は終わりを告げました。
湯築城の跡地は、明治時代には県立の都市公園や植物園、昭和時代には動物園として活躍。
城郭の堀や土塁などの縄張り遺構が良い状態で残っていること、河野氏が中世の主要な守護大名でその拠点城郭であること、城郭発達史からみても貴重でなおかつ稀な中世の城跡であることなどが評価され、平成14年には国史跡となったんです。
他にも、日本100名城や、日本の歴史公園100選にも選ばれるなど、歴史ある場所なんですよ。
足跡付きの土師器は、道後公園内にある湯築城資料館で展示されています。
道後温泉本館から近いので、松山市へ来られる方は道後散策プランに入れてみてもいいかもしれません。
【店舗情報】
湯築城資料館
愛媛県松山市道後公園1
営業時間:9時~17時
休館日月曜、祝祭日の際は翌平日休館
入館料無料
備考:道後公園は24時間営業、入園料無料
道後で見つかった猫の足跡つきの土師器。もし今販売されていたら購入したくなるくらいの可愛さです♡
湯築城跡自体も室町時代に築城された歴史ある城跡。
入館料無料なので、お近くの方はお散歩ついでに立ち寄ってみてはいかがでしょう。
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