愛媛県では、瀬戸内の海で獲れた美味しいお魚が食べられます。
でも、中には魚嫌いの人もいますよね。その理由として多いのが「生臭さ」。
実は魚の鮮度を持続するための「血抜き技術」を用いれば、魚臭さも軽減されると言われているんです。
今回は、「たくさんの人に魚を美味しく食べてほしい」という思いから、愛南町深浦の水産加工会社「ハマスイ」がオリジナルの血抜き手法を使って生み出した「愛南ゴールド風味の脱血マダイ」についてご紹介します。
グルメ 愛媛のご当地
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愛媛県では、瀬戸内の海で獲れた美味しいお魚が食べられます。
でも、中には魚嫌いの人もいますよね。その理由として多いのが「生臭さ」。
実は魚の鮮度を持続するための「血抜き技術」を用いれば、魚臭さも軽減されると言われているんです。
今回は、「たくさんの人に魚を美味しく食べてほしい」という思いから、愛南町深浦の水産加工会社「ハマスイ」がオリジナルの血抜き手法を使って生み出した「愛南ゴールド風味の脱血マダイ」についてご紹介します。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
通常の血抜きは魚を締めた後、エラと尻尾を切って魚の血を抜きます。しかし、このとき毛細血管に血が残っていると生臭さの原因になってしまうんです。
ハマスイでは、血抜きの技術を研究し、試行錯誤を繰り返して魚の毛細血管の血までほとんど抜き取る方法を確立しました。
さらに、魚の血液を抜くだけではなく、別の液体と置き換える技術も開発。その技術を駆使して生まれたのが「愛南ゴールド風味の脱血マダイ」です。
国内屈指の養殖魚の生産地、愛南町で養殖されたマダイの血を、同じく愛南町の特産品「愛南ゴールド」に置き換えたんです。
愛南ゴールドは、別名「河内晩柑」とも呼ばれ、日本の柑橘類全体の1%にも満たない希少な品種。
見た目や形はグレープフルーツに似ていますが、味はグレープフルーツと違い酸味が少なく適度な酸味が楽しめる柑橘です。
その果汁をマダイの血と入れ替えることにより、魚独特の生臭さが軽減されるだけでなく、魚肉の細部まで柑橘のフレーバーが行きわたるマダイが誕生しました。
毛細血管の隅々まで愛南ゴールドの風味を生き渡せるために、なんと1匹あたり5玉分の果汁が使われているそうですよ。
「愛南ゴールド風味の脱血マダイ」は、7月から愛南町須ノ川のレストラン「ゆらり内海」のメニューに「愛南ゴールド鯛(だい)」の名称で加わっています。
「ゆらり内海」は、太平洋と宇和海の2つの海と里山に囲まれた愛南町の豊かな自然が育んだ食材をふんだんに使ったお料理を楽しめるレストラン。
愛南ゴールド鯛が味わえるメニューは「海藻とヒロメと合わせたサラダ」、「刺身」の二種類。こだわりの鮮度と素材の素晴らしさを感じられるように、あえてシンプルな料理に仕上げたんだそう。
愛南ゴールド鯛は、鮮度が高く噛むほどにスッキリとした風味が感じられるとのこと。ぜひ一度食べてみたいですね。
「愛南ゴールド風味の脱血マダイ」に似た魚の臭みの消し方として、養殖魚のエサに柑橘などを加えた「フルーツ魚」というものもあります。
愛媛では、「みかん鯛」、「みかんぶり」といったフルーツ魚の研究と養殖も盛んに行われているんですよ。
フルーツ魚からさらに進化して、チョコレートをエサに混ぜて育てた「チョコぶり」もあるんです! 気になる方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね♪
愛媛県の最南端「愛南町」で誕生した「愛南ゴールド風味の脱血マダイ」。脱血技術の活用により、チルド提供の期間がさらに伸びるかもしれないと期待も集まっています。
微かに酸味を感じることができる柑橘系フレーバーの鯛。現在食べられるのは、ゆらり内海だけですが、いつかスーパーで買える日もくるかもしれませんね。
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