みなさんは「スマ」という魚をご存知でしょうか。
あまり聞きなれない人もいるかもしれませんが、「全身がトロ」といわれるほど美味しい高級魚なんです。
これまで日本近海であまり獲れなかったこともあり、その存在はあまり知られていませんでしたが、近年養殖に成功したこともあって漁獲高が減少しているマグロにかわる存在として注目を集めています。
今回は愛媛県と愛媛大学が共同で養殖に成功した「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」を中心に、その味わいと楽しみ方にせまってみましょう。
グルメ 愛媛のご当地
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みなさんは「スマ」という魚をご存知でしょうか。
あまり聞きなれない人もいるかもしれませんが、「全身がトロ」といわれるほど美味しい高級魚なんです。
これまで日本近海であまり獲れなかったこともあり、その存在はあまり知られていませんでしたが、近年養殖に成功したこともあって漁獲高が減少しているマグロにかわる存在として注目を集めています。
今回は愛媛県と愛媛大学が共同で養殖に成功した「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」を中心に、その味わいと楽しみ方にせまってみましょう。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
スマはサバ科に属する魚ですが、見た目は、マグロとカツオをたして2で割ったような魚。
またの名をヒラガツオ、スマガツオともいわれ、その全長は約1m、重さは10kgほどとマグロよりひとまわり小さいサイズです。
しかしながら、その味は全身がトロと言われるほどの美味しく、まさに脂ののったマグロの中トロのような味わい!
以前はその漁獲高が少なかったため「高級魚」と呼ばれていましたが、愛媛県、和歌山県などで養殖に成功したこともあり、手に入りにくくなりつつあるマグロの代用としても注目されています。
その中でもとくに関心を集めているのが、わが愛媛県から全国に出荷されている「伊予の媛貴海(ひめたかみ)」なんです。
愛媛県は2017年5月9日、これまで愛媛大学と共同で県南部の愛南町を拠点に養殖を進めてきた養殖スマの本格的な出荷を開始しました。
愛媛県は瀬戸内海や豊後水道など海に恵まれた地形を活かしてハマチやマダイ、ヒラメなど養殖魚の出荷量全国一を誇っています。
愛媛県のスマ完全養殖への取り組みは2013年から開始され、2016年1月から養殖スマの出荷販売を行なっていますが、いまや人工ふ化で誕生させた親魚をもとに稚魚を育てる「完全養殖」にも成功しているんですよ!
「伊予の媛貴海」として出荷されるのはそのような養殖スマの中でも、「重さ2.5kg以上」「脂の含有率25%以上」などの基準をクリアしたものだけ。
まさに愛媛の誇る養殖スマだけが名乗ることができるブランドというわけですね……!
そのような「伊予の媛貴海」どんな食べ方が美味しく食べられる方法なのでしょうか。
出典:日刊水産経済新聞
全身がトロといわれるスマだけあってその食べ方は刺身がいちばんで脂ののった濃厚な味わいを生醤油で味わうのが最適です。
魚の獲れた土地の醤油で味わう魚は絶品ですから、ここは愛媛県内の蔵で醸造された醤油で食べるのがオススメ。
刺身以外にも中落ちやアラを使った汁物や煮物、焼き物も。
どんな食べ方でも美味しく食べられるのが、スマの魅力なんです!
本マグロの漁獲高の減少が問題になっている中、養殖スマはその代替魚として全国的に注目されています。
その中でも「伊予の媛貴海」は品質ひいては味へのこだわりから養殖スマの中心的な存在になっていくことでしょう。
これから身近な味覚となっていくスマをこれからの時期味わうのも楽しいかもしれませんね。
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