愛媛出身の俳人、「正岡子規」。
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句は、あまりにも有名ですよね。
これは子規がいちばん好きだったという果物、柿について歌ったものですが、実は“大のカレー好き”でもあったんです。
今、そんな子規の好物にちなんだ面白い写真コンテストが開催されているんですよ。
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愛媛出身の俳人、「正岡子規」。
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の句は、あまりにも有名ですよね。
これは子規がいちばん好きだったという果物、柿について歌ったものですが、実は“大のカレー好き”でもあったんです。
今、そんな子規の好物にちなんだ面白い写真コンテストが開催されているんですよ。
※ 本記事にはプロモーションを含む場合があります。
出典:イベント情報 | 正岡子規祭2020「子規と食」 | 坂の上の雲ミュージアム
正岡子規が記した日記「仰臥漫録(ぎょうがまんろく)には、亡くなる1年前の1901年9月17日に夕食でカレーを3杯食べたと記載が残っています。
子規が亡くなったのは34歳のとき。よく食べる年齢かもしれませんが、それにしても病気療養中にカレー3杯は量が多いですよね。
このエピソードをもとに「坂の上の雲ミュージアム」が企画したのが「正岡子規に食べさせたいカレー写真コンテスト」です。
「正岡子規に食べさせたいカレー」をテーマに手作りのカレーや、子規におすすめしたいお店のカレーの写真を募集しているんですよ。
応募締め切りは2020年9月17日(木)17時まで。
応募作品から5作品が選ばれ、9月22日(火)開催の「正岡子規祭2020 子規と食」で発表されます。
入選者には坂の上の雲ミュージアム記念品のプレゼントもありますよ。
応募方法は簡単。坂の上の雲ミュージアムホームページの応募フォームから必要事項を記入し写真のデータを添付して送信するだけでOK。
注意事項も記載されていますので、よく確認の上応募してみてくださいね。
カレーを夕食に3杯食べたという子規ですが、それ以外の食べ物はどうだったのでしょうか。
正岡子規は21歳のころに結核を発症し、この結核菌が脊髄を侵すことで発症する「脊髄カリエス」という病気で亡くなりました。
脊髄を侵されると湾曲して痛みがでたり、寝たきりになってり半身不随を起こす病気です。
この病気の中でも正岡子規は
【朝】お粥4杯・ハゼの佃煮・梅干し
【昼】お粥4杯・カツオのさしみ・カボチャ・佃煮・梨
【夜】奈良漬茶飯4杯・なまり節・なす・梨
さらに間食でパン10個と牛乳ココアを食べていたとか!?
不調の中でも、これだけの量を食べていたというのだから、本当の大食いだったのでしょうね。
子規の好きな食べ物を知れば、応募作品を作るうえでヒントになるかもしれません。
正岡子規は無類の甘いもの好きだったそう。
「菓子パン」が作られるようになった明治時代。子規は一日に何個も菓子パンを食べたんだとか。
果物も好きで、特に「柿」には目がなかったんだとか。
秋に奈良を訪れて、宿屋で夕食を済ませた後に柿を所望した正岡子規。
この時にボーンと鐘が鳴り、皮を剥いていた下女が障子を開けて東大寺をみせてくれたことが、あの有名な句が誕生したきっかけとも言われています。
子規の柿好きは生涯続き、亡くなるまで柿を食べ続けるほどだったそう。
しかし栄養学としては、果物や甘いものを食べすぎると酸化物が発生し、この酸化物は骨から供給されるカルシウムイオンで中和されます。
すると骨は次第にスカスカになり、脊髄カリエスを発症したのではないか…とも言われているんです。
なにごとも「過ぎる」のは注意した方がいいかもしれませんね。
人生の後半は病気で苦しんだ正岡子規。私なら旬の野菜などをふんだんに使った体にも良いカレーを応募しようかなと思いました!
皆さんはどんなカレーを食べさせてあげたいですか?
今はスパイスカレーなど、当時はなかったカレーもたくさんあります!
ぜひいろいろ想像しながら作品を撮って応募してみて下さいね♪
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